◆◆◆ 1738 ★ アートフェア@国際フォーラム ◆◆◆
インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)
2013.3.28 去年は行けなかったアートフェア@国際フォーラムに足を運ぶ。 新聞社の協賛は撤退したらしい。 そうして、入場料2000円に気絶しそう。昨日は昨日で、根津・太郎・ワタリウムと行って散財したのに、、、、、。 というように、アートというのは見るだけで金がかかるのである。 それでも、見ないということも出来ない。 それは、見たものだけが手に入れられる世界というものがあるからである。 それにしたって、去年来ていなかったというブランクも大きい。今まで参加の老舗の有名画廊は参加しておらず、アタシが知らないギャラリーばかり。 クマガイモリカズは相変わらずの強気だが、マツダショウヘイ先生の作品の値段が下がっているのが気になった。 アートの世界というのは、一筋縄ではないのである。 |
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老舗が出さないということは、老舗は、どっか別の、東京美術倶楽部のアートフェアとかに出しているとか、効果が見込めなかったため、もう出店しないことにしたとか、そういうことになる。 今までは、アートフェアで話題になれば、作品は美術品になる。。。。 というセオリーは、もう無くなったということでもある。 アートのマーケットというのは、不安定なのだということが理解できた。ここのところ、不景気だったからなあ。 そうして、ギャラリーも、実は、何十万円もかかる(アタシは出店金額も知っている)出店費と、効果を勘案し、もっとイイ品物を仕入れて、自分のお客様に安く売るほうが見入りがいいという判断もあるとも思う。 今回は、現代系というよりは、古代から、陶器、写真など、見たことのないジャンルも増えて、一個一個の店の規模が小さくなっていると感じた。前回から会場は倍の広さに拡張されたとのことで、見ごたえはあった。 まあ、アートフェアの営業は、新規顧客獲得には成功したけど、その分老舗は撤退、真の美術マニアは、ここから離れてしまうだろうと類推でき、来年、再来年は苦戦する。。。。 という気持ちになるわね。うん。 |
ワタリウム美術館3/23撮影の おじゃらの巨大ポートレート |
所詮、一過性の展示というものは、そういうものなのである。 何もしないのも不安だが、多額の投資をしても、回収できる見込みがないのであれば、やるべきではない。。。。。のか? まあいい、アートマーケットは、景気がよくなれば、株価が上がれば、また、ジワジワ上がってくる。 それは、画廊が自分たちの価値を下げないように、頑張るからである。 頑張りきれないところは値段を下げてくる。 まあ、そのアタリの攻防と、買う側が、そういった不安定さに呆れて、不動産投資やゴールドなどに投資先を変えるタイミングとの鬩ぎ合い。 ということになる。 特にね、現代アート系は、今後、評価が上がってくるものと、全く価値が見出せなくなるものの二極化になる。ので、アタシは手を出さない。 |
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と、ある画廊で、抹茶茶碗を見つける。ヤマタのオロチとか、アマノイワトなどがでてきて、ゴツゴツした凹凸の深い茶碗である。 しかも、茶を点てるには多少大きいかな。 嫌まあ、頑張りは感じられる。というか、素直に高い技術で作られていて関心。 うん。 作品も楽しいし、引き込まれるものはある。 が、これを2畳の茶室で、真剣勝負の重鎮同士の内密の相談(戦争や、M&Aなどのギリギリの交渉) を行うときに、使えるのか、、、、。 と考える。 何より、湯が冷めすぎて、茶が泡立たない。 ・・・・。 しかも、作品のサインは「R」の一文字。 オジャラ「あら、この方は、サインがRなんですか?」 画廊「そうなんです。なんとか、かんとか、、、(内容忘れちゃいました)」 オジャラは、同行の竜さんに向かって 「あはは、どっかで見たことあるわね」と言い、竜さんは、ニヤニヤとする。 アタシは、画廊の人に、「一生懸命さは感じられるけどさ、技術が高いってことも解るよ。でもね、お茶、この茶碗だと、点たないよ。」 と言い残し、その場を去った。 そう、茶碗を作っていても、抹茶を飲んだことが無い人というのも、この世には存在するのである。 まずさ、お茶点ててみましょうよ。そうすると、茶碗が物凄い大切だということが解る。 茶碗の厚さや、大きさということよ。うん。 |
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