◆◆◆ 1728 ★ おじゃら寄席 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2013.1.19.

● おじゃら寄席

神田真紅(しんく)

春風亭吉好(ヨシコウ)

19日、展覧会から急いで帰り、寄席の準備をする。

企画した加賀山さんが持ってきたホットカーペットなどを二階の床板に敷き、座布団を広げる。

畳の上には、二点ほどの作品を残して、来た方に見てもらうことにする。

木戸銭はコーヒー付きで800円。

会場は、入場客数MAX−10人という狭さの恐ろしい寄席である。

噺家さんいわく、お客様との距離が近いところで、反応を確認しながら話すのも勉強になります。

とのことである。

個人的な感想を言わせて貰うと、最低でも40人ぐらいは入る場所で開催し、頑張って、もう少し集客すべきなんだと思う。

こんな小さな場所で開こうと考えてくださり、たいした分け前にもならず、申し訳ない気持ちでイッパイである。

畳三畳の部分がステージになり、床には、じゅうたんや座布団を敷いて後ろのほうに少し椅子も置く。

女性陣は椅子、男性は桟敷席という景色。

見学というスペースももはや無い。

ようこそ、場末の画廊まで足をお運びくださいましたという挨拶。

ほんの少し、作品の解説を。

最新作、「と、ある川の物語」

それから、「言わざる、言わざる、言わざる、言わざる」

という作品。

そのほか、いくつかの前衛的な作品の解説をする。

街歩きの人についても同じ感想だけど、特に、絵に興味があるわけではない人たちは、やはり、きてくれないほうがよいのだと思える。

花火の日など、みんな、屋台で飲み食いする計画でアタマがイッパイなのである。

アタシの、不毛なる、ゴミから作られた前衛芸術論など聞きたくもない。

ということになる。

関心の無い人に、自分の趣向を押し付けるものではない。

街歩き系の人は、何十人も来たが、何一つ買わないのが特徴である。笑。

絵は見るが、別に、普段から見て歩いているという感じでもない。

知らない街に行き、何か、新しい体験をしたい的な、思い出作りの一つになってしまうのだ。

知人が、「おじゃらさんはもっと有名になっていいと思う」

などと話しはじめる。

こんなにヘタな絵なのに、今有名になっても、恥ずかしいだけである。

もう少し絵が良くなれば、光が当たる日は必ず来る。

光が当たらないのだとすれば、それは、絵が、良くないからに他ならず、誰の責任でもない。

画業というのは、自分との戦いであり、それは、自分の絵が、よくなるために、何をしなければならないのかという、バトルゲームのようなものなのだ。

おじゃら画廊

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