◆◆◆ 1720 ★ 展覧会を巡回する ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2012.9.22.

昨日は、久しぶりに、竜さんと、Sさんで、美術館めぐり。

まず、ブリジストン美術館のドビッシーとそのお友達展。

ポスターにもなったルノアールの作品、オルセー所蔵はさすがにステキ。

財団収集の美術館としては、本当に素晴らしいコレクションだと思う。

なかなかの混み具合。作品の量も質も、文句ない感じ。

ただ、見る側が現代系に系統しつつあるため、内容としては、やはり、古さは感じてしまう。

マティス、ゴーガンの絵なども堪能。

ヨイ展覧会だった。

そのあと、マツヤ銀座で開かれていたベルバラ展へ。

激混み。

混んでいるとは思っていたが予想をはるかに上回る盛況ぶり。

やはり、印象派ではなく、アニメ圧勝ということであろう。

アタシよりも少しお姉さまクラスが大人買いしまくりの、ミュージアムショップ。グッズの売れ行きもナカナカである。

特に楽しめたのは、やはり、宝塚のベルバラに利用された衣装の展示。

高級な布や、男役であっても女性用の華奢な軍服など、間近で見れて素晴らしかった。当時のセットの一部も展示され臨場感があった。

池田先生の漫画原画も本当に美しい。

全く筋のわからないコミケ風の四コマ漫画は、漫画オタクのギャル達が、ひとつも見逃さずに読もうとするため大渋滞。

ヨイ展示だった。

そのあと、なじみのソバ屋を探すも、道を一筋間違えてしまい、居酒屋的な場所に入り、海鮮丼を頂く。

銀座のランチ恐るべし。

そのあと、六本木に流れて、サントリー美術館の御伽草子展を見る。

御伽草子的なモチーフで絵を描こうと思って、少し、古い資料を仕入れたことがあった。

そうして、筋があまりにもつまらなかったため、アタシは、創作意欲を失い、二冊あった図録の一冊も、イラストレーター志望の、レトロな作品を作るレディーにあげてしまうのだ。

アタシが持っているよりも、彼女がもっているほうが、ヨイ作品になるに決まっているからである。

才能というのは、そういうものなのだ。

御伽草子は、16世紀ぐらいの巻物から江戸時代までの作品が展示されている。

室町を、後期の人が写し、全く同じという巻物も並んで展示されていたりもした。

まだはじまったばかりで、それほど混雑はしていなかったが、作品が小さく、近寄らないと見えないので、ゆっくり見たい方はお早めに。

イロイロな物語が、かいつまんだカンタンな解説とともに展示されているのだが、屁ひり男の話はよく展示されていた。

屁ひりの芸で有名になった男が、ミカド級の人の前で、ダップンし尻を叩かれた話や、

その後、別な物語では、屁ひりで儲けて豪邸に住んでいる男に、弟子入りをしようと画策する隣人の話などである。

ずいぶんと下品な話だと思いながら、余りにもばかげていて、ついには、アタシも竜さんも、ゲラゲラわらってしまう。

笑いというのは恐ろしい。

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