◆◆◆ 1704 ★ 感情表現について ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2012.7.19.

怒りというのは増幅する。

雑巾から始まり、あれもこれも気に入らなくなる。

こちらが気に入らないオーラを大量に出すため、人間関係も、職場の雰囲気も悪くなる。

そういう流れになる。

そういうことは、アタシにも何度かあった。

会社勤めをしていたときとか、学生時代にもあったし、最近はないけどな。

ああ、ギャラリーに来た若い人が勝手に怒って帰っちゃうってことはあるかぁ。(こちらには、悪気も悪意もないのよ。その人の作品が、どうしたらもっと良くなるかを考えてあげただけなの)

タタリちゃんも、FM北千住の途中で、話がおりあわなくなると怒って帰っちゃうしな。だいぶ慣れてきたけど。まあ、彼にとっては、習慣的なものなのかもな。

客観的な位置まで上がって、自分が当事者じゃないことにして、何が悪いのかとか、どちらに落ち度があるのかを考える。

雑巾の干し方が気に入らないというSさんの方に、より問題があるというのがアタシの結論である。

お菓子を焼いたり、料理を作ったりする手順というのはあり、それはゆるぎない順番だったりもするが、

雑巾の干し方についてはどうなのか。

いや、その、雑巾Z女の雑巾干しが、たとえば、絞ったまま放置しているとか、そういうことだと問題はあると思う。

一方の情報だけでは問題がどこにあるのかは分からない。

じゃあ、この二人が仲良くなる必要があったのかを考える。

やっぱり、いつまでも仲良くなることもなかったのだと思う。

大人なのだから、誰とでも仲良くする必要もない。

折り合いたくないところで折り合う必要もない。

ただ、職場であれば、最低限のマナーで接すればよいと思う。怒りや憤りを顔に出さず、にこやかに接するというのは、社会人の常道ではないのか。

それ以外は、マナー不足ということになり、雑巾の干し方が悪いZ女より、Sさんは、もっと悪いというのが一般的な評価である。

もし、雑巾Z女が、自分の雑巾の干し方に、何の落ち度も感じていないとすれば、彼女が変わるとか、直るということもないので、問題が解決することもない。

過剰な成果を期待しすぎるSさんのほうが、より問題があるのだ。

そういった実態の中で、こちらがココロをいためたり、病気になるほど精神を追い詰められるのは間違っているのだ。

アタシがZ女ならどうするかといえば、「気になるところがあれば教えて下さい。なるべく意に沿うように改善します」と言う。

アタシは、性格が物凄く良いのだ。こちらが気にならなくても、アイテが不愉快なのは申し訳ない。できることで、必要があれば、それはやるという方向。(給料をもらうときのみに限定)

考えても仕方のないことというのは、世の中に沢山ある。

アタシは、新しい絵のことでも考えれていれば、そのほうが幸せなのだ。

「気持ちを切り替えて、考えても仕方の無いことを考えないようにする技術を身につける。」

そう、そのテクニックも、実は、カウンセリングの学校で習ったものだった。

「こちらが、いくら怒っても、説明をしても、相手との価値観や性格が違いすぎる場合には、相手は、こちらの怒りを理解することすらできないのである。」

一方的にZ女の雑巾の干し方が悪いと言いがかりをつけて、Sさんが、勝手に怒っているだけなのだ。

雑巾女の方も、そういう性格なので、掃除も雑なのかもしれないし、性格も雑なのかもしれない。

が、Sさんがいくら、怒ったところで、その人の雑巾の干し方が治ることも、性格が繊細に変わり、細かいところに気を配るようになることもないのだ。

そういうときには、そのことを考えないようにするというのが、自律神経訓練法のテクニックである。

ガッコでは、

あまりにもイジメ的な話がヒドイとか、受けるほうが辛いときには、直接、その行為をやめてくれるように頼むという『直談判』というスキルも教えてもらった。

アタシは、サラリーマン時代、年が40歳も離れている先輩に、随分と追い詰められていて、彼女がアタシの同期などと仲良くなり、アタシの悪口をあちらこちらで言いまわっていたことがあった。

アタシは長いこと耐えていたが、カウンセリングの学校で、「直接、不愉快に感じている行為を本人に話し、しないように頼んでみる」という技術を習ったので、すぐに試みてみた。

オジャラ「このような状況下で、アタシが、先輩の悪口を言って回るというのはごく普通ですが、そうではなく、逆に、先輩が、アタシの悪口を社内で言って回るのは、恥ずかしくないですか?アタシはそんなことしませんよ。

立場が逆だと思います。仕事をしていれば、気に入らないこともあると思いますが、たった三人のチームなのに、年長の先輩が部下を追い詰めて、良い結果が出せるはずがありません」

アタシは、彼女を個室に呼び出し、毅然と、キッパリと言ってやった。彼女は、相当に恥ずかしかったと思う。

彼女は、アタシを追い詰めれば、泣き叫び、怯え、詫び、会社を辞めるとでも思ったのだろうか。

他人を追い詰める人というのは、その目的が不明確なことも多い。

相手を不愉快にすることが目的ではなく、自分の不満を誰かにぶつけることでしか、自分の激しい感情を外に発散できないという場合がほとんどだと思う。

感情のコントロールが出来ない人ということになる。

人に話せば話すほど、怒りというのは増殖するのにである。

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