◆◆◆ 1610 ★ 地震後の話  ◆◆◆

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インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2011.4.25

ニュースは、未だ殺伐としている。

私は、地震の日から、またドローイングを再会した。

目標はあと4000枚。

ここ何年か、カウントもしていなかったし、仕事以外の絵は、ほとんど描いていなかった。

このまま、大きい地震などで被災したら、絵への思いが残ってしまい、化けて出ちゃうかもしれないもんな。

アタシは、また、絵を描くことにした。

1ヶ月ぐらいで、ギャラリーに詰めているときには、来客があってもドローイングをする。

ラジオ収録中も継続。

まあ、そんな感じ。

100枚数えて、紙が尽きてしまい、新しい紙が売っていないため、半紙に描く。

まあそんな感じ。

数が多いので、どうやって収録しようか迷っているが、たぶん、カメラ撮影することになるとおもう。

ギャラリーには、人が沢山流れてくるようになり、本音のところ、誰も、絵を買うということでもなく、収益的にも問題があった。

性格的に、あまり作品を販売するというのに向いた性格ではないというのと、あまりガツガツしているのも、恥ずかしく思えるからである。

画廊をささやかに応援してくださる作家さんの展示を続けてきたが、地震で全く、動きが止まってしまったこともあり、私は、しばらくの間、2階では、アタシの作品の常設展示を行い、一階では、大きな絵などを描くためのスペースとすることに決める。

記念館という道もあるのだが、

まだ、記念する程の作品でもないのが残念だ。

画廊の方が、どちらかといえば、自由でいい。

記念館というからには、記念館にくる人しか来なくなる。

それは、ギャラリーを回る人とは異なるということになる。

どちらがきても迷惑という気持ちもしないでもない。

沢山人がきすぎてしまうというのは、想定外だった。

どの人も、別に、絵を見るということでもないというのが、一番の問題だと思う。

アタシと話をしにきているだけなのだ。

そういう意味では、ギャラリーを閉めて、外からアタシが絵を描いているというのを見てもらうという方が、たぶん、効率がいいんじゃないかと思う。

カフェにしておくと、地元のグルメマップやなにかに載れるんだけどね。笑。

カフェのお客さんというのが、一番、絵を見ない。笑。

最低でも絵の話がしたいというのでなければ、来られても困るもんな。

最近頼まれた仕事には、スボンの裾上げとか、花台づくりというのもある。

他に頼む場所を見つけられないのと、他より安く頼もうという気持ちから、アタシに頼むわけで、そんな人ばかりが増えてしまい、私の創作の妨げになっている。

お金に困っているから、引き受けたけど、裾上げは、さすがに次からは断ることにした。

一時間あれば、油彩が完成するし、良ければ売れるのに、裾上げというのは、それと比較すると、あまりにも安い。

花台に至っては、頼むほうは、はじめから払う気もないのだ。

そうして、必ず文句を言って帰るのだ。

人の気持ちがわからないというのは、本当についてないと思い、そのことに学ばされている。

それでも、その人は、いくところが無くて、また来る。

ギャラリー経営は、人間の寂しさを学ぶための修行なのだと思うことにする。

喜怒哀楽というのは、簡単には学べない。

そういう人がギャラリーに増えすぎて、絵が描けなくなっているというのが、一番の問題であり、問題を解決したいということに他ならない。

もともと、ギャラリーにする予定ではなく、アタシのメインのアトリエになる予定だった。

駅からあまり近のと、ギャラリーになるほうが、アトリエよりも、告知などが効率よく行えるという、絵とは違う目的でギャラリーにしただけであり、カフェとギャラリーは、道楽といってもいいような世界。

それでも、コンペの作品展などのときには、ホントウに優れた作品が並び、若い作家さんが次々ときて、それはそれで、嬉しいんだけど、人が来すぎて、自分のやるべき優先順位がつけなれなくなっているとか、作家さんのためにやるべきことが出来なくなっていることが申し訳なくなっているという実態がある、ということになる。

年をとるというのは、そういうことだよな。

うん。

考えても仕方が無い。

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