◆◆◆ 1600 ★ 祝! 1600話  ◆◆◆

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2011.1.3. 更新

まちかど美術館の話が、途中で途切れてしまったが、1600話になったので、まず、それを祝いたい。

そうして、相変わらず、この日記を読んでくださっている読者の皆様にも感謝。

また、今年も絵が描ける自分にも感謝。

今年の初夢は、アタシが、メイド服でバイトをしていると、小型ジェット機が物凄い勢いで、近所に落下し、激突。

大炎上し、辺りはオレンジ色に染まるという、随分と、色の鮮やかな夢であった。

落ちたのはアタシじゃないんだけどさ。メラメラと火が広がっていって、アタシはオロオロとしていたか、消火をしているという、そんな話。

そのほかにも、複数の夢を見たのだが、あとの夢のことは忘れてしまう。

年末に、岡本太郎の番組を見たからだよな。

「芸術は爆発しなければならない。その破片は、宇宙まで飛び散らなければらならない。」

岡本太郎。

そうだよ、爆発しなければならない。

その言葉は、アタシの脳裏に刻み込まれた。

爆発する絵など、そんなにカンタンではない。

たとえば、仏画の、背景に炎という表現は目にしたことがあるけど、太郎の絵以外で、爆発を表現し続けた作風は、存在しなかったのではないかと思う。

だいぶ前、収集家のじゅんさんが画廊に来たときに、岡本太郎の絵は安いって話になる。

じゅん「岡本太郎の絵って、安いよね」

オジャラ「へぇー。そうなんだ。どうしてですかね」

じゅん「絵がみんな同じに見えるっていうかさ、芸術性が低いっていうか」

オジャラ「確かに、速い絵だなって思いますけどね、岡本太郎の絵が芸術性が低いんですか?」

じゅん「買う人がいないっていうか、人気がないっていうか」

オジャラ「油画だって、一目見れば、タロウの絵だってわかるじゃないですか。オリジナリティーもあるし、知名度もあるし、どうして、そんなに安いんですかね。」

じゅん「オジャラさんはそう思うんだ。」

オジャラ「日本の収集家は皆、見る目がないですね。アタシに金があったら、買いますけどね」

評価というものは、評価者の主観であるからして、仕方のないこともある。

ニキ・ド・サンファールのことだって、日本で知らない人だらけである。たまたま、日本人の収集家が大量に買っていたという実態があり、美術館が、あったということには間違いがない。

あのコレクションたちは、売られて、バラバラになっていったのかと思うと、本当に驚かされる。

現代美術館あたりが、救済を申し出てくれているといいんだけどね。どの美術館も、収蔵場所には苦戦していると思う。

ローカルな美術館で展示に困っているところが、引き取るというのが、一番いいと思うけどね。

そういう動きに関しては聞こえてこない。

不忍さんあたりに聞いてみれば、何か知っている可能性はある。

荒井さんは、ニキ好きだからね。

また、新作を見てもらわないと。

岡本 敏子さん(岡本太郎の養女)は、作品は売ってしまうと、みんな隠れてしまうと話していた。

隠れて、どこにあるかも解らなくなってしまうのだという。

税金がかけられるので、所有がバレて、課税されないように、みんな隠して持つのが日本流ということになる。

愚かな社会である。

アタシは、この国の馬鹿さ加減に呆れ果て、気絶しそうになった。

盗品じゃないんだからな。

高値で買われた作品が、皆で見られるような、そういう社会にならなければ、絵の発展など有り得ない。

おじゃら画廊

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