◆◆◆ 1596 ★ 陶芸作品が完成する  ◆◆◆

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2010.10.20. 更新

この前絵付けした作品は、金曜日の正午ゴロ窯あげされて、ポカポカとしていた。

アタシの作品は、いつもどおり、同じように傾いている。

センセイ「今回のは、かわいかったじゃないか」

オジャラ「だって、柄が、(雑誌掲載陶器の)パクリだもん」

という節操のなさ。

オジャラよ、有名作品の写真をみて、柄をつけるなよ。

まあ、陶芸の絵付けって、不思議だよね。

著作権とか、あんまり騒がれない。

まあ、追随を許さない絵の力量の人というのは、いないわけではない。

センセイは、この前、アタシがみて、オッパイの少し上あたりの釉薬が欠落し、アシなどの一部の色もよろしくない大作の手直しをしていた。

せっかくちからの入った作品なんだから、ちゃんとしないとかわいそうだよって、アタシが文句言ったので、直すことにしたみたい。

自分の作品っていうよりは、見た目、カワイイ例を見て似たのを自分で楽しもうって話。

釉薬は、一年振りぐらいに作ったってこともあるけど、やっぱ、絵の具とは違うし、失敗しないと、どうなりたいのかという経験値が学習できないからね。

金がかかるのよ。

アタシはこれ一本でっていうように、何かの釉薬に特化したほうがいいのかもな。

コパーの作品は、焼く前にも削ってたけど、焼いたあとも削ってるって話してたけどな。

なんともいえないよな。

さわり心地というのは、ちょっと試してみたい。

削り進むという造形は、アタシの心を動かさない。

まあ、見る分にはいいかな。

っていうか、見るのも、そういう作品は、実のところ、あんまり好きじゃないのよね。うん。

手の跡が残るような造形のほうが、ホントウに心が動かされる。

美しい部分は、極端に少なくして、あとは、未完成の部分を残すような造形である。

この、たけしさんの横にあるのが、アタシが描いたイラスト(油画)。

2010.11.5.

もう、11月が来てしまう。今年もあとわずかである。

個人的には、大きな仕事(といっても、そんなに稼いだということではないけど)

知名度が上げられる仕事がいくつか入ったので、ヨカッタかなと思う。

去年は大変だったよなあ。

バイトも見つかったし。

不景気というのは、人の心を荒ませる。

アタシは、この前来た、ライターだという方が送ってくださったコノキミクオ先生の図録を何度も開いて、

なんてアタシの絵と似てるんだろうってため息がでる。

別にパクったということではない。

アタシにはアタシの絵の良さがあるが、それでも、やっぱり似ているなと思わないわけにはゆかない。

この前、バサラちゃんが搬入にきて、アタシが書いた、ゲーテとの対話というマンガを買ったよと報告してくれた。笑。

ウチで見れるのに。

この本は、サラリとしているけど、ほんとうに、私の行くべき道筋をきちんと整理してくれると思う。

たとえば、「大作には注意しなくてはいけない」

彼の場合、それは、詩についてなのだが、

「小品でも優れたものを沢山つくるように心がけるとそれが力になる。」

みたいな話に流れる。

小さな素描を繰り返してきたアタシは、自分の進んできた道が間違えではなかったのだと安堵でき、そうして、絵が良くなれば、必ず道が開けるという信念のようなものを、自分自身で、また確認するのである。

それにしても、この日記を愛読しているバサラちゃんは、暇なのか?

実際はこんな感じ。

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