◆◆◆ 1554 ★ 町内会班長  ◆◆◆

2010.6.20. 更新

前にやったのは、新入社員の頃だったから、かれこれ20年とか経ってるのかしらね。

そのときには、毎月250円とか集めていたんだけど、年間合計しても2500円ぐらいなんで、年に一度集めることにしようとか苦情を申し立てたような気がする。

そうだよ、仕事してたんだし、毎月2500円集めるという話でもない。

アタシはずっと千住に住んでいるので、近所の人は全員リカちゃんと呼ぶ。

まあ仕方がない。

新しい名前は馴染まないし、旧姓というワケにもいかない。

オジャラなどと、ましては呼ぶことができない正常な生活レベルである。

であるからして、リカちゃんと呼ばれてしまう。

いつまでたっても、子供である。

町内会班長の仕事は、

●交通安全のテント留守番

●町内会費・神社費の徴収

●お祭りの手伝い

主に、この3つである。

そうして、昨日は、班長さんの集いというのがあった。場所は、イマイというもんじゃ屋さん。

このアタリでは有名なお店で、暑い季節ではあるが、以外には考えられないというのは、全員一致である。

町内会費を集めていて最も驚いたことは、「毎月集めにくるべきだ」という考えを持った人がいたことだ。

毎月250円集めに来られるのも、こっちも迷惑だというアタシの考えとは全く違う。

そこが奥深い。

イロイロな考えの人が世の中にはいるわけで、自分の考えに固執しては、会の運営というのはままならない。

小さな話でぶつかり合ってしまう。

ここを、軽やかに乗り切る。そういうやわらかい思考が必要ということになる。

いやまあ、アタシが決めた話でもないので、皆さんに協力していただいていますからと説明すると、奥から奥さんが

「みんな持ち回りでやってくれているんだし、毎月じゃ、大変だよ」と説得してくれて、無事に会費は払われた。

働いているときには、何も起こらなかったのだが、退職され、毎日思考に余裕があると、細かいことが気になってしかたがなくなるのだと思った。

班長さんの宴会では、近所の居酒屋の女将からの質問。「何でも鑑定団の鑑定って、うさんくさい。ホントにあんな値段なの?」

という質問を受ける。

オジャラ「ああ、鑑定する品っていうのは、写真をみながら、予め調べているんですよ。美術品っていうのはね、ホンモノかどうかを調べる方法があるんです。」

女将「うっそー。そうだよね。短時間の番組で、どんな品物も見定められるワケがないよね」

オジャラ「そうですよね。画商が仕入れるという話になると、(ニセだったとしても)自腹ですからね。価値があるのかないのかを正しく判断できないと、画廊が損しちゃいますから。画商っていうのはね、品物の価格がいくらか調べるノウハウを持っているんですよ」

女将「うさんくさいよね。信じられないもん。」

オジャラ「あれですよね、女将さんとこも、マグロ仕入れるときに、大間のマグロか、キハダマグロか、間違えたりしないでしょう。それとおんなじですよ。

プロにはね、プロにしかできない業っていうのがあるんですよ。アタシには、美術品の価値を調べる力があるから、画商になったんですよ」

そう話すと、おおいに納得し、鑑定団の鑑定にも、ある程度の信憑性があるのだということを受け入れたようだった。

相場より、少し高い気がするけどなあ。鑑定する人も、みんな欲しがりだからなあ。笑。

相場より、少し高めに設定しておくっていうのは、メディアの効果としては悪くないと思う。マーケットに出たときに、少し安いと思えば、買い手の心が動くものなのだ。

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