◆◆◆ 1543 ★ 商店街のTシャツのデザイン  ◆◆◆

2010.5.27. 更新

もともとアポを取ってくださっていた、Y商店街の会長さんが、Tシャツのデザインを頼みに来る。

Y「(ギャラが)あんまり安いと悪いからさー」

オジャラ「デザイン料はいただいていますけど、デザインをたのまれたときには、イラストはいつもタダで描いてますよ。(イラスト費用は、デザイン代にコミという価格設定)イラストの代金とったら、高くなりすぎて、地元の方が、仕事をアタシに頼めなくなっちゃいますからね。」

ローカルには、ローカルの需要というものがある。

アタシは千住出身だから、千住でお手伝いできることがあれば、ムリの無いご予算の範囲でお手伝いさせていただいている。

お手伝いしているのが、公共ポスターとか、NPO法人とか、非営利団体のパンフレットのデザインなのだ。

絵は、売れても、売れなくても描くのがアタシの仕事である。デザインは、バイトなので、報酬を頂かないと困るけど、絵を描いたり、見ていただいたりするのがアタシの仕事であり、予算がないから頼めないというのは、本末転倒だ。

ちまたの雑誌や新聞の報酬だって、値段は下がり続けている。廃刊になった雑誌多数のため、イラストレーターも、カメラマンも、ライターもみんな値段を下げて新しい仕事を獲得しようとしている。

壮絶な世界なのだ。

アラ団「まあ、ローカルだと、みなさん、(デザインやイラストの)値段の相場というのを知りませんからね。」

オジャラ「ホント、信じられないです。笑。でもまあ、デザインで稼ぐつもりであれば、千住ではやりませんよ。ただ、1万円入ってくると、大きい絵の具が5本も買えるんですよ。カンバスだって、30枚ぐらい買えるんです。

絵なんてたいして売れるわけじゃありませんけど、デザインの仕事は、ボチボチはきますからね、断らないですよ。」

正確には、経済的困窮のため断れないという理由。

不景気で、イロイロな援助金も考え方を変えるらしいし、アタシにデザインの仕事が回ってくる確立は下がっている。汗。

それは、アタシだけではない。

こういうときには、気持ちを切り替えて、別な収益源で保険をかけるというのが正しい。

アタシも、バイト(正式には店舗業務改善のコンサルティングとお店のWEB構築)が決まって、ホントウに精神的に楽になった。

少なくとも、画廊を閉めなければならないという危機は回避。

クビにならないように頑張ろう。

Y商店街「今までも、芸大生とか、美大学生とかに頼んでいたんだけど、男性が着れるデザインにしてほしいんだよね。」

オジャラ「ああ。男性がね。確かに、オレンジのシーサーは、カワイイっすね。笑。でもまあ、アラ団には厳しいかもぉ」

そのあと、アラ団のみなさまや、商店街のみなさんは、どうやったら、イベントがうまくいくのかとか、どうしたら町が良くなるのかという話で盛り上がる。

オジャラ「みんながもっと仲良くすれば、千住は、ホントに集客ができる町なんですよ。浅草だって、神楽坂だって、ちょっと通れば、町のよさや、団結が感じられるでしょう。そういう、仲良くして、町を盛り上げようって、先導する人がいないんですよ。」

Y商店街「そんなこと言ったってさ、ウチなんか、駅から遠いからさ、人を集めるのはムリなんだよ」

オジャラ「そうじゃない。人は、何に動かされるのかって研究がたりないんですよ。土手にさくら植えたりするのだって、立派な街づくりですよ。何もないから行かないわけで、有名人の石碑一個だって、それをみに、人は流れてくるものなんです。そういうのを作るというのも、街づくりの仕事なんですよ」

アタシは、HPをちょっと拝見し、SEOの改善の方法を教えてあげる。

http://genki365.net/gnka06/mypage/index.php?gid=G0000011

コンテンツの量やキーワードの配分具合は問題がないので、

ちょっとテコ入れするだけで、ものすごい改善してくると思う。

ギャラリーで、パソコンの講座もはじめたんだけどと話しても、有料講習にまわす予算はないみたい。笑。

貧乏だぁ。

とかいう話でもりあがり、ぼんやりしていたら、4時半を回っていた。皆様長居しすぎだよ。汗。

アタシは、そのあと、Tシャツのデザインを何にするか、構想を練る。

創作エイサー隊炎舞太鼓の演舞。

をYou TUBEでチェック。

http://www.youtube.com/watch?v=XTeFdbI3VE4

ヒカリさまさまだわぁ。

やっぱ、仕事の効率が物凄いアップする。

アタシが、ギャラリーで絵を描いていると、菊間さん(作家さん)のご家族が来て下さって、アタシが描く様子を見たり、最近の菊間さんの健康状態の話をする。

菊間ママ「オジャラさん、この詩も書いたんですか?」

オジャラ「ああ、紙もらったからね。ぼんやりしていると、大量にできてしまって、、、、、、」

菊間娘「ウチのパパも、なんだか意味不明な文を大量に書いているんだよね。詩だと思うと捨てられないし。山積みです」

オジヤラ「作家っていうのはさ、作品だけじゃなくて、作品にまつわるエピソードとか、解説、日常の様子なんかを書きとめた品もないと、世には残れないんだよね。本人が書いたものばかりでなく、たとえば、友達の日記とか、手紙とか、そんなのでもいいんだけどね。

そういうのをもとに、小説になったり、本になったり、映画になったりして、沢山の人に触れると、死んだ後何十年もたっているのに、有名になったりすることがあるのよ。

何もないところからは、何もうまれないから、作れる力があるのであれば、とっておいたほうがいいよ」

濃いわぁ。

おじゃら画廊

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