◆◆◆ 1504 ★ にゃんこ大集合展留守番  ◆◆◆

2010.3.6 更新

今日は雨模様。

春が近いとはいいながら、少し寒い。

開店当初は、ボロボロになった襟芯を作っていて、3個できたので、今度は、古い夏の着物の絹地で、ペチコートを作る。

本物の絹ずれの音がして、豪華な感じ。

当然に手縫い。

途中で、布が足りなくなり、別な着物をほどく。

薄い生地なのだが、古いもののようで、ほどいていると手が真っ黒になってきたので、布を洗濯することにする。

洗面器でジャブジャブと洗い、アイロンをかければ、パリっとする。

すごいよなあ。こんなに薄いのに、パリパリした肌触り。

専門用語ではシャリ感と呼んでいるみたい。

時代劇のドロドロシーンとかに使ったものなのだろうか。

一度洗濯はしたのだが、すべてほどくと、折りたたんであったところにたまっていた埃が取れて、サッパリとする。

自分で洗い張りのアタシ。

そのあと、前にも来てくださったが、アタシの絵が欲しいという方がいらして、自分の絵は、ほとんどアトリエに持ち帰ってしまったので、今度、いくつか、アトリエにおいておくという話をする。

もう一人、アタシの図録を買って下さった方がいらして、その方も、小さい素描を買おうとされていたんだけど、本画もそんなに高くないので、そちらの方が、圧倒的にオススメですよという話をする。

いやまあ、いいんだけどさ。2000円とか3000円の小さい習作だって、持っていれば、それなりのうれしさはある。

でもまあ、価値はたぶん、つかないと思う。

本画をよくするために作っている作品たちだし、売るつもりで作っているということでもないのだ。

ぼんやりしていると作品ができているという表現がただしく、ただ、そういうことの繰り返しがないと、本画はよくなってゆかないということになる。

以前取材にきてくれた、グルメの本に、ギャラリーの情報が掲載されることになる。

お心遣い、深く感謝します。

地元の本に載ると、見学の人が増えるし、中には、絵を注意深く見てくださる方もいる。

グルメ本というのはね、ビミョーに筋が違う気もするが、仕方が無い。

二センチ角くらいの小さい写真が掲載されていて、そんなに小さいのに、人だって識別できる、人間の目というのはスゴイなと思う。

絵も何点か掲載してくれることになりありがたい。

オジャラ「こんなへたくそな絵を、載せてくれるんですか?」みたいな。

そうして、そういった下手な油彩作品と並んだとしても、最近のコンテンポラリー作品は、進みすぎたという気持ちでイッパイになる。

夕方、ヤギ姉さまの知人という方がミゾノクチから来てくださった。遠いところから、わざわざありがとうございます。

ななめちゃんのTシャツを買って帰られた。

猫のTシャツ、スゴイ可愛いからね。

今回は、ボチボチと、小品も売れたりとして、良いスタートが切れていると思う。

安い品しか売れないのが悩みではある。

不景気だから仕方ないよなあ。

おじゃら画廊

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