◆◆◆ 1502 ★ バイト先が決まる  ◆◆◆

2010.3.1 更新

バイト初日。

ビルには丸い窓があって、放哉の句を思い出す。

海が少し見える小さい窓一つ持つ 放哉句

そう、アタシは、この窓は、ゼッタイに丸いって思ってる。

いやまあ、どうでもいいんだけどさ。

そこから神保町「すずらん通り」の朝というものを眺めている。

朝飯に買った、握り飯をかじる。

丸い窓というのは、なんだか、無駄に金がかかっていると思わされる。ガラスを丸く切るのだって、カンタンではないのだ。

通勤の人や、開店の準備をする人、喫煙コーナーでタバコを吸う人なんかを眺める。

電車に乗ったのも久しぶりだよなあ。

朝から、電気をつけたり、新しい雑誌を本屋さんに取りに行ったり、テーブルの上を拭いたりする。

アタシは、自分の「なんちゃってギャラリー」を除けば、店舗で働いたりしたのははじめてである。笑。

コンビニのスーパーバイザーというのはやったことあるんだよね。あちこち汚れたところをそうじさせたり、POSの使い方とか、接客のマナーなんかを教えたりする仕事のことである。

誰かに教わったということはない。

不思議だわぁ。

そっち(スーパーバイザー)のほうが、ゼッタイに向いてるよね。うん。

それは、なんか理解できてきた。

2010.3.5 更新

今日は、陶芸のセンセイから、ポストカードの地図の修正を頼まれる。

それから、五色桜の会の郷土博物館での合唱会のチラシとか、佐那研究会のビラのようなものも作る。

合間に、イロイロな人が訪ねてきて驚く。

公社の方も来てくださって、佐那の会が好評だとか、来年の契約を更新してくださいとか、そういう話をして帰ってゆく。

少し雨が降ったみたい。

気づかなかった。

マンガを描いているという人も来て、作品を見せていただく。

ノーベル賞を目指しているのだという。

マンガ部門ってあったっけ?

もう、ご高齢と思うけど、マンガを描くというからには、ある程度、人を楽しませようという創作の意志があるわけで、その線には、躍動感があった。

お茶のセンセイも訪ねてくださった。

今日は、着物が着崩れていたので、その話をしたり、あれやこれやの話を、思い思いがして、楽しいひと時である。

そういった間に、アタシは、小さいカットを二枚作る。

どうしても、肖像写真を見る必要があり、某所で少し、ネットをさせていただいた。助かった。

それから、ネットから撮影した写真を見ながら、似顔絵を描く。

そうして、新しいチラシのデザインは、どれも完成し、あとは、修正をまつだけになった。

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.