◆◆◆ 1430 ★ 銭湯を描く  ◆◆◆

2009.10.12 更新

まちかど美術館の地図に載せるため、銭湯のスケッチにゆく。

あいかわらず、風景画というか、建築物の絵が下手で嫌になる。

まあ、現実を受け入れるしかない。

別に、風景画で稼ごうと思っているワケでもないし、個人的には、何の芸術性も感じない。

確かに、日本では、風景を好むという土壌があり、そのことは否定はしない。

かくいうアタシだって、最初に買った2枚の絵は、オギスの風景画である。(サイン無しリトポスター)

最初に、大黒湯に行き、そのあとニコニコ湯、金乃湯、宝湯に流れる。

近くに、七福神の神社があるので、まだ取材していない二件も訪ねて、写真を撮影。

 

色鉛筆でのスケッチだが、水彩絵の具にすればよかったと、少し後悔。

どうせ、もういちど、もっと小さい紙に描き直して、さらに、CGに加工するんだけどさ。

そのための、下絵の下絵って感じ。

大黒湯や宝湯は、古いだけあって、屋根とか、屋根の欄間装飾とか、素晴らしかった。

日本建築というのは、どこまでも日本独自の世界をつらぬいていて、そこが素晴らしい。

世界のどの国にも引けを取らない建築技術。

しかも、木造というのがスゴイ。

そういう建物がまだいくつも残っているというのも素晴らしい。

銭湯というのは、今は、本当に少なくなってしまったけど、それでも、失くすということはできない。

フロがない生活を送っている人が多いってことになる。

金銭的な問題というよりも、土地のスペース的な、物理的な問題じゃないかと思う。

アタシの家だって、こんなに小さい敷地に家がよく建っているという状態。

まして、長屋住まいであれば、隣の家が空き家となり、自分が借りて修理するのでなければ、どこにも、フロなど作る場所など残っていないのである。

銭湯の屋根というのは、黒瓦の破風屋根や、銅版とのコンビの屋根が主流。

柱を両脇に何本も立てて、真ん中は広く取る様式のように思う。

昼過ぎから出かけたため、中が見られなかったけど、まあ、中まで載せるスペースもないに決まっている。

というか、風呂屋の富士山が、スケッチブックに収まりきれるとは、とうてい思えない。

というような、イロイロな課題。

それでも、今回は、ボールペン利用のため、ペン先が細いという理由から、まあ、ある程度、画面に収まったという気にはなる。

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