◆◆◆ 1411 ★ アート合コン ◆◆◆
2009.9.26 更新 あの、有名な現代系のギャラリー、小山登美夫ギャラリーで、アート合コンがあるというので、行くことにする。 小山さんのギャラリーに行くのははじめて。 作家だと、参加費が安いので、アタシは、作家としてエントリー。 受付では、『おじゃらっていう名前、インパクトがありますね』などと、スタッフの方に声をかけられる。 『コンテンポラリーアーティストですからね、名前で目立たないとね。笑』 → ここは、笑うところです。 別に、コンテンポラリーを作る前から、アタシのハンドルネームはオジャラだったからね。 そういう、現代作品を作る素質というのは、隠せないのだと、後々思わされた。 それは、寛次郎が、コンテンポラリーのことを、キチんと理解していなくても、そういう作風の作品を作り続けたことと似ている。(もしくは、理解していたのかもしれない) それは、華道の展覧会であっても、そうなのだ。 家元の野花一輪を小さな花器に活けた作品は、自由でさわやかだった。(野花は、切ると、すぐに枯れてしまうのに、凛といけてあって、高い技もある) 大量の生徒さんの作品にもかかわらず、ラッパ水仙が、全く同じに活けられていた会場との対比が、本質を解る者と、そうでない者の作品の明暗を分けていた。 |
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オーナーの小山さんが、パーティーのご挨拶を済ませると、会場の中をウロウロしていたので、アタシは、すかさず、作品集『ら・おじゃら』の表紙の絵を印刷したポストカードを手渡す。 そうすると、小山さんは、『アナタの顔にソックリですねー』とにこにこされた。 アノ絵は、ニコニコするよね。 アナタは、知らないだろうが、絵を見てニコニコするということは、ホトンド無いんだよね。 あんなに目の肥えた方が、アタシの絵を見て、ニコニコしてくださったというのは、微かなる光を感じるわ。 そうなのだ、同じ絵を、『変な絵』だと言うのは、北千住だからだよ。キッパリ。 清澄白河では、ポストカードを渡すと、どの人も、『あらカワイイ』っていう感想。 変な絵 イコール カワイイ絵 ではない。 まあいい。 もともと、千住でやろうと思っているワケでもない。 変なところでやるぐらいなら、やらないほうがマシという理由から、自分のアトリエで展覧会をするようになり、まあ、その延長に今があるという話であり、それ以上でも以下でもない。 今は、自分の可能性を昇華させるのと同時に、マーケットの構造や、内容を研究しているという時間なのだ。 |
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画廊の研究というのは、なかなか進まない。 最近聞くのは、嫌な話ばかり。 そういう意味では、研究は進んできて、嫌気がさしてきているということになる。 欲張るのか、地道にいくのか。 それとも、一発当てにいくのかという話で、タカラクジを買うのか、ロトシックスを買うのか、それとも、万馬券を狙うのか。 みたいな話に似ていると思ったりもする。 そうして、八木美術さんの『作品さえよければ、ゼッタイに大丈夫だ』 という話を心の支えにし、それは、アタシの信念でもあるのだが、ヨイ絵になるまで、頑張ろう。 それが、私の道なのだから。 という気持ちになる。 アート合コンは、『そねだゆ』賞の宣伝も兼ねて、そねだゆさんとご一緒する。 あーいう場所は、一人で行ってはいけないのだ。 もう一人、イラストの協会で、新制作にもだされている置鮎さんという作家さん、そのお友達と、会場で合流。 ミーハーな私たちは、小山さんの名刺をそれぞれもらい、投資額は回収できたという気持ちでイッパイになり、そそくさと会場を抜け出して、駅前の居酒屋で、飲み直すことにする。 オトナだからね。笑。 |
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そうして、あの、壁面の絵は、一体いくらなんだろうとか、今日は、何の目的で開いたんだろうとか、そういう話で盛り上がる。 (話の内容は全く覚えていません。キッパリ) アタシは、本を読んでも、飲みに行っても、何も覚えていないので、もう、行かない方がいいんじゃないかという気にもなる。 飲み代は、最近は、随分と節約しているんだけどね。 飲み代はおろか、展覧会の費用すら節約されている。 パーティーに来ていた人が、アートと全く関係ない人ばかりというのにも驚いたんだけどね。 何が目的なのかサッパリ解らない。 アーティストと名乗る野心のあるひとたちにも何人も会った。 ポートフォリオを持ってゆくというのは、フツーかなあと思いながら、そういうのはまだ作っていないことを思い出す。 『ら・おじゃら』ができれば、まあ、それが、ポートフォリオだよね。薄いけどね。 原価110円と考えれば、インクジェットで自分でファイル作るより安いかなと思ったり。 |
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