◆◆◆ 1409 ★ 俳句と絵のコラボ ◆◆◆

2009.9.21 更新

テレビの美術番組で、俳句の話をするというのは珍しい。

と、中盤で、フォト俳句の話につないでいた。

ああ。あれかぁ。写真に俳句をつけるっていうやつね。

番宣も兼ねてるのね。はぁ。

俳句に写真は、必要ねーと思うけど。

まあいい、子規の俳句とちひろさんのイラストをコラボした本を作ったなどと、宣伝まで兼ねていて、俳句ファンにはたまらない一時間?である。

それにしても、全く脈絡なく、関係なく描かれた絵を、俳句に挿絵としてつけるっていう企画も、強引だよね。笑。

まあいいか。

本を作った人が、俳句ファンなんだよね。たは。

ちひろ美術館の館長さんとかいっていたけど。(ちひろさんの息子さん)ニコニコで、ホントウに楽しそうに俳句の話や絵の話をされて。それが嬉しかった。

なんか、愛を感じるわ。

今日は、俳句の知人が、近くを通ったという理由でギャラリーに寄ってくださり、結局俳句の話で盛り上がる。

俳句筋『おじゃらさん、画集出すんだって?』

オジャラ『あら、早耳ですねぇ。まだ、印刷中ですよ』

俳句筋『もう、ネット(アマゾン)で予約できるからさ、予約したよ』

オジャラ『いやだなあ、差し上げるのに』

という会話。

駄作ばかりならべた図録を買う人がいるとは思えない。

オジャラ『画業って、あれっすよね。カタログ通販業っすよね。アタシも、自分の好きな絵を最初は並べていたんですけどね、売れてる絵がイッパイあって、これは、最初の図録になんとか全部収録しないとって気になったら、もう、大変なことになっちゃって。』

それから、美術品が、どうやって値を上げてゆくのかという話や、なまじっか、賞なんて取っちゃって、たいした力もないのに、画業を目指すことにしちゃった人なんかも、実の所、ついてない人生になっちゃうんじゃないかとか、そういう現実的な話になる。

ゲーサイのサイトをチラと見て、ああ、ゲーサイに出るっていうのも、まあ、アーティストを狙って、一発当てにいっているひとたちって気がしてたけど、さらに、たいして、この先手を差し伸べるワケでもないのに、中途半端に、褒めたりしたら、絵がよくならないって感じたりもした。

とかね、そういう話をね。

その作品がいいからといって、次の作品もいいとは限らない。

アートの世界っていうのはさ、価値が解りにくい部分がほとんどだからね。

あの程度の作品なら、自分にも作れる的なね。

でもね、一個や二個作れればいいって話ではない。

安定したクオリティで大量に作れないとダメなんだよね。

その辺はね、イラストレーターの先生方にも共通しているけどね、協会の皆さまは、ホントに、絵をよく描く。笑。

そのスピードと、力は、ホント天才って思う人ばかり。

俳句筋の人も、「みんな、俳句をイッパイ作ってるよね」

みたいな話になって、まあ、才能っていうのは、そういう話なんだと思う。

アタシのブログ、しゃぼんだま あおいそらもおかげさまで1400話みたいなね。

これは才能です。キッパリ。

放哉の画集用の紙は、一応、150枚ぐらいは購入済み。

最初の

明日は雨らしい青葉の中の堂を閉める 放哉句

という俳句には、天使がカギを持って、洋風のドアを閉めている絵にしようと思う。

少し飛びすぎるかとも思案したけど、坊さんが、お堂のカギ閉めている絵を描いても仕方が無いもの。

それぐらいの自由さや、柔らかさを持って作れば、新しいファンも開拓できるはずなんだよね。

自由律俳句を流行らそう。的なね。笑。

先般、70枚ぐらい作って、みんなで、あーだのこーだの話ながら、絵を描いたりしたんだけど、なんか、絵も上手くなっちゃって、色鉛筆のせいか、のっぺりしていて、躍動感が足らないっていうか、フツーっていうか、そういう感想が多くてさ。

アタシ的には、まあ、大衆向けというのも少しは作ってみようという気持ちもあったけど、そんな絵を描く必要がない。笑。

そういえば、前のパブ のゆみのママが、引っ越すので、額をくれたよ。巨大額2個には、モネの絵が描かれている。笑。

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