◆◆◆ 1403 ★ 自分の絵を見つめなおす ◆◆◆

2009.9.12 更新

唄う女の油彩を求めたいという方が出現し、図録出版は一気に実現するモードに突入。

図録を作るというのは、私にしてみれば、自分の絵を見つめなおすということに他ならない。

HPの記録も参考にしながら、販売した絵をピックアップするんだけど、ぼんやりしていると、見落としがあって、ああ、この絵も、売れたはず。

というのを、今更思い出し、紙面のどこにネジこむかというのが、私の毎日の戦いである。

展覧会にもなかなか行けないけど、今は、満ち足りている。

今日は、赤い色鉛筆と、B2の色鉛筆を大量にもらう。

ああ、これを、一体どういう作品にしようかと、今からワクワクする。

カンバスに貼り付けるとか、もしくは、ボンドで貼り付けて簾状にし、短冊かけにするとか、まあ、そういう話である。

コンテンポラリー作品は、両親にはすこぶる不評で、それは仕方がないけど、アタマがおかしくなったと、思われている節もある。

まあいいかぁ。

アタマが、おかしくなったということではなく、現代作品への理解が進んだだけなんだけどさ。

私は、あの絵と、この絵を入れ忘れているというのを次々と思い出し、掲載作品点数は増え、絵は小さくなる一方である。

それでも、買ったはずの手持ちのアタシの絵が、図録に載っていなかったら、買った方はガッカリするだろうという気持ちもあり、思い出せる限り、記録の限り、絵は載せることに決める。

それが、私の作品の付加価値を高めるということを、学んできたからである。

こうなると、日曜画家時代に売った絵も、載せたい。みたいなね。笑。

写真ピンボケしていますけど。

4枚ぐらいは売ってる気がするわ。笑。

あの絵は、どうなったのかしら。下手糞だったけど。

そう、信じられないぐらい下手だった。

日曜画家なのだから仕方がない。画業で身が立つと思い込むほど、愚かでもなかった。

それでも、絵は、コツコツと描いていたことを思い出す。

毎日遠回りのルートで、座れる電車に乗り、電車の中で、色までつけていた。(本当)

紫色の、ウォーターマンの万年筆と紫インクで、いくつも絵を描いていたことを思い出す。

あの絵は、どうしたんだっけ。

紛失。

明日も引き続き『ら・おじゃら』の最終データのとりまとめに入る。

今日は、バリ時代の絵で売れたやつを追加。

新しい絵で売れたのも追加。

蚊に刺されながら頑張っています。

そうして、抽象画は、まだニ枚しか売れたことないんだけど、紙面のどこに入れようとか、大きな薔薇の絵が2枚、漏れていることを思い出したりして、そうして、売れた絵だけは、最低でも入れなくてはという気持ちでイッパイになって、

また、原稿を作り直すという時間が過ぎてゆく。

おじゃら画廊

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