◆◆◆ 1383 ★ マークロスコの番組を見る ◆◆◆

2009.8.13 更新

マークロスコ。

川村美術館に、彼の部屋があって、ウンチクも書かれていて、まあ、記憶に残っているといえば、残っている。

ので、見に行ったりはしない。笑。

遠いしな。@川村美術館

一人ではね。

テレビ番組には、作家さんが出てきて、売れっ子の女流作家さんらしいんだけど、アタシは、一文字も読んだことないからな。

まあ、彼女の話を総合すれば、ロスコの絵は、

「この絵は何なんだろう」と考えさせられる絵。

なのだそうだ。

それはすなわち、(アタシが解説するとすれば)現代アートであることには間違いがない。

そういう意味で、まあ、ロスコが現代美術家かといえば、そうともいえない。笑。

とアタシは思う。

ゲストは、現代美術の解説できるひとにして欲しかったよな。

誰もできないんじゃ、番組を見る時間がムダである。

まあ、カンタンそうなので、ロスコのパクリを描くか。中に、カエルの絵でも入れよう。

ああ、それどころではない。夏の着物3着は、どれもシミがあるため、しかも、センタクしても、シミは消えないため、上から布用の塗料でペイントすることにしたんだった。

楽しみだー。

ロスコのパクリ絵を描いている暇などはない。

リーウーファンは、いつもアタシの絵の中に入っているし。(ホッペが■)

リーウーファンの説明をするのは、いつも面倒だ。

何か、似た作品を作って、これが3000万だとかいう解説をすることにしよう。

ウチのギャラリーに来る人は、ホトンドが、草間ヤヨイも知らないのだ。

まず、草間ヤヨイの説明をする。(水玉ケータイが1個10万とか、100万円とか高額らしくて、若い人でも、そのケータイは知っている人が多いので。)

それから、デュシャンの説明。

そのあと、リーウーファン。

ああ、もう、飽きてきた。

どうすれば、てっとり早く、それらの人達の作品を説明できるのか、もう少し考えよう。

一体何人に、その話からはじめなければならないのか。しかも、この先も、ずっと続くワケだもんね。

現代アーティストの解説は大変なの。

皆、よく解らないから。笑。

だから、アタシは、

「作品みても、何だか、よく解らないのがあるでしょう。もし、解らないって思ったら、それは現代アートですよ」

と教えることにしている。

そうすると、みんな、ああ、そうなのか。

そういえば、そういう作品を見たことがある。

と、良く解らなかった作品のことをかすかに思い出し、現代アート鑑賞の第一歩がスタートするのである。

アタシってば、現代アート説明の天才だよな。

それから、

「良く解らない、とか、こんなの、ゲージツじゃないとか、今まで全く見たことが無いとか、スゲーとかそういう感情の動きを伴ったとすれば、それは、全部現代アートなんですよ。」

と続ける。

そうすると、どんな素人でも、ほとんどは、納得してくれる。

そうして、

「作家はね、アナタに、これはどんな意味を持つのか良く解らないとか、そういう作品を、わざと作っていることもあるんです。

見た人が、サッパリ解りませんみたいなね。

だからね、そういう作品を見たときには、笑っちゃいましょう」

話は更に続けられる。

そうしてね、今度は、その手には乗らない、ゼッタイに驚かないぞと、固く心を決めて、次の作品を見るでしょう。

それでも、驚いちゃうことがあるんですよ。

何だか解らないって思っちゃう。

こんなの見たことないって思っちゃう。

見る人と、作る人の、そういう心のズレというのをね、どのくらい作れるのかというのが、現代作品なんです。

だからね、そういう作品に出合ったら、笑っちゃいましょう。

やられたと、素直にね。」

という公演を、どこぞの美術館で、どなたかさせていただけませんかね。

アタシの解説は、初心者にも楽しく学べます。

そうして、現代アートが、苦手じゃなくなります。

まあ、本筋からは、ちと離れているかもしれませんけどね、クリストさんも、「この作品には意味がない」

と話していますからね。

意味はないんです。笑。

意味ないのかぁ。

こっちは、死ぬほど考えているのに。

という感性の格差。

でも、作品は、記憶に残されて、消えることが無い。

それが、現代作品の力ということになる。

ギャラリーに常設展示されている、ジョンとヨーコのオマージュ(ザ・シーリングのパクリ作品)は、どの人も本当に楽しんで、ハシゴの上に登り、ついでに、ホータイに巻かれていることにも気づき、その感触も楽しんで、そうして、現代アートの凄さを思い知ることになる。

寺田さんの名前は思い出さなくても、オジャラのギャラリーで、ホータイの椅子に座ったことは、その感触は、きっと忘れない。

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.