◆◆◆ 1370 ★ 木彫を作る ◆◆◆

2009.7.17 更新

全く日記の更新ができていなかったが、実は、先週一週間は、木彫を作っていた。

結論。

木彫は向いていない。

否、いつかは完成する可能性がある。

が、店が散らかりすぎ、掃除が大変ということを理解。

信じがたい程の木屑なのだ。

しかも、アタシは、杉アレルギーなので、ヒノキも杉科のため、ビミョーにくしゃみも。

キッパリと断念することに決める。

そんな折、大工さんが尋ねてくる。

アタシが木彫をやるため、大工さんに電話をしようなどと、日記に書いたからだな。笑。

皆さん、ご心配ありがとうございます。

大工さんは、7000円ぐらいの平ノミは最低必要だなどという助言。

オジャラ「だって、材料タダなのに、ノミに7000円かかったら、赤字じゃないですか。売れる目処もないのにさ」

笑。

はぁ。芸術家って大変ね。

そんなもんで、木屑などを掃除し、アタシは、絵を描き始める。

前からプリントしていた放哉の句集を、やっとギャラリーに持ち込み、新しい画用紙を開く。

水彩画であれば、もう少し高い紙でないと、色が沈んでしまう。

クレヨンかなあ。クレヨンってば、うまく描けないから嫌だなあ。

と、黒い天使と、白い天使の会話。

ま、どちらで描いてもかまわないんだけどね。水彩画の方が、圧倒的に上手い。

理由は、描いている量が違うのだ。

ボールペンでの描画は、もう失敗しなくなっていて、上手くなりすぎて線がつまらないから、ガラスペンにシフトしたんだけど、先日、知人が結婚式のイラストを頼んで下さって、

プーケットの水彩画みたいなタッチが一番好きというリクエストがあったので、ボールペンで描いてみた。

嫌まあ、フツーに。

ガラスペンの作品は、著しくクオリティが落ちるということになる。

でもまあ、上手い画材でいくら描いても、絵の習作にはならないからね。難しい画材で練習をして、慣れた画材に戻れば、その方が、ぐんと力が上がっているに決まっているのである。

でもまあ、ガラスペンの作品の方が、味はあるんだよね。水彩画というのは、誰が描いても、どうしても似てしまい、突出したタッチを作るというのは、よほどのことがないとね。

描き込めば、作品が良くなるってことでもないし。

大切なのは、自分らしい作品になっているかどうかである。

放哉の作品は、いよいよ作り始まる。

懐かしさでイッパイになる。

アタシは、山頭火より、放哉が好きかなあ。

ウチのオット曰く、今度は、芭蕉も作るようにということなのだ。

芭蕉は、奥の細道スタート地である千住宿では、何かと話題になるからね。

奥の細道かぁ。

なんか、未知だよね。

誰か、解説をしてくださいな。みたいな世界。

オジャラよ、放哉を読めるのなら、芭蕉ぐらい、楽勝だろう。

しかも、解説本は、鬼のように出てるしさ。

という世界らしい。

芭蕉かぁ。気が進まない。

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