◆◆◆ 1250 ★ ケーブルテレビの取材 ◆◆◆

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2008.11.17.更新

12月1日、5時半から放送されるケーブルテレビ足立の、『知っトク足立』という番組で、アタシの個展が紹介されることになった。

いつも、応援ありがとうございます。

そんでもって、原稿が届く。

何でも、今回は、パーソナリティーのギャルも来て、一緒に絵を描いているシーンというのを撮影するらしい。

絵をねぇ。

そうして、あまりにも盛り込まれすぎの原稿を見て、

シャク的にムリと思うので、絵を描くシーンは一回にしましょう。

ギャルは、水彩画の似顔絵、

アタシは、水彩画の似顔絵を描くギャルを油彩で描画というのにチャレンジ。

一発勝負なのでドキドキ。

油彩というのは、本来は、乾かしては塗り重ねるというのを繰り返すが、アタシは、一発描きの作品もいくつもある。

どちらがヨカッタということではない。

100時間かかりましたから100万円ですという話でもない。価格設定と創作時間というのは違う場所にある。

ヨイ作品は、一発描きでも十分にいいし、塗っても塗ってもよくならない作品というのもある。

大切なのは、そのときの集中力と思う。

油彩を描くとなると、洋服が汚れてしまうため、アタシは、いつもどおり、絵の具のついた汚い服と汚いエプロンを着用することにした。

別に、絵がよければ、アタシが着ている服がいいとか悪いとかはたいして重要ではない。

画家の服に、もし、絵の具がついていないのであれば、それは、たいした画家ではない。キッパリ。

何故なら、必ずついてしまうものであり、取り去ることもできないからである。

ギャラリーに集合し、徒歩5分程の場所にあるアトリエへ移動。

そのあと、彼女に水彩画の用意をし、アタシは、カンバス6号に 絵を描き始める。

いきなりカンバスの上にチューブで絵の具を絞り出したために、カメラマンさんは大慌てであった。

カメラマン「も、もう始まってるんですか?」

的な流れ。

そういえば、梅原龍三郎も、テレビが来たときの話をしていたよなあ。

彼らが入ってきて、カメラをセットする間も無く描きはじめた為、最初のシーンを撮れなかったと悔やまれたという話をである。

(本人によると、わざと、急いで描きはじめたらしい。)

性格的なものだろう。笑。

アタシの場合、本能的な反応だと思う。

ギャルもヨコに座っているし、申し分無い。

油彩は、モデルを置いて描いたりはあまりしないのだが、別に、描けないということではない。

ただ、モデルさんを描写するというところから離れられないので、スケッチ風に仕上がってしまうため、出来上がった絵がつまらない。

それだけである。

モデルのE嬢も、水彩画をゆっくりと完成させてゆく。

所々、水彩画の書き方の指示も出して下さいなどというので、仕方なく、指示も出す。

別に、絵というのは、好きな様に描くのが一番なんだけどね。

それでも、最低限の順番というのがある。

逆に、順番と紙の選び方さえ間違えなければ、誰でもそれなりの完成度に作れるのが水彩画の素晴らしいところだと思う。

彼女は、もともと絵も描ける人だったけど、人の話も素直に聞く人だったので、絵の出来も上々で、テレビ的にバッチグーであった。笑。(言う事を全く聞かない人というのも実のところ多い。)

そのあと、またギャラリーに戻って、何カットかを撮影したり、コーヒーを飲んだりする。

だんだん時間が経つにつれ、アタシは現代系の作品の解説に入り、E嬢もカメラマンさんも、その話に引き込まれてゆく。

大分長いこと撮影されていたけども、編集大変だよなあ。

番組を見たい方は、12月1日、北千住駅前の大きなスクリーンで何分か写ると思います。

確か、5時半から6時までの番組で、写るのは5分ほどです。お楽しみに。

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