◆◆◆ 1238 ★ シンワアートオークション 下見会場 ◆◆◆
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2008.10.17.更新 銀座を流しているときに、シンワアートギャラリーのオークションの下見が開かれていたので、冷やかすことにする。 おおっ。今回は西洋アンティークのオークシヨンの下見かぁ。 ガレとかドームの作品が大量に並んでいて笑えた。 みんな、ガレが欲しいんだよね。 価格が安定していて、値崩れしないからだと思う。 ちゃんとした工房の作品は、20万とか50万とかが開始価格になっているのに、それ以外のアンティークは8万円スタートとやや低め。 それぐらい、品物の価値というのは、作者の知名度に比例しているということみたい。 下見会は勉強になるわぁ。 目も肥やせるし、何よりも、相場観を手に入れるのには、てっとり早い。 銀座の画廊の絵の価格なんて、価値とは離れた場所にあることの方が多いからである。 だいいち、仕入れ価格で販売していたのでは、画廊業は成り立たない。 それは、どんな商売でも同じこと。 仕入れ価格よりも高く売るから儲かるわけで、また、明日も営業できるのである。 |
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そういった、一般的な、仕入れ・利益を乗せて販売という話と比較すると、オークションというのは、もっと客観的な価値を持つ。 中古美術品としての市場でもあり、一般的な価格の底上げに貢献していると言えなくも無い。 そういえば、この前、作田先生が、とある画廊の話をされていたよなあ。名前忘れちゃったけどなあ。 値崩れした作家の作品が安値で売られていて、まるで墓場のようだったと話されていた。 なるほどねえ。 そういう画廊もあるだろうなあ。 仕入れ価格がもっと安ければ、別段、販売価格が相場より安くても問題は無い。 間接コストが抑えられれば、販売価格だって、他よりも安くできるという構造だ。 |
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それは、私のギャラリーだって、人を雇わずに、一人で運営をし、ギャラリーの収益は必要最低限にすることで、貸室価格を安くして作家さんを集め、なんとか必要経費を捻出しながら店を開け続けているというのだって、同じ話なのだ。 逆に、作家さんにも留守番協力をしていただくことで、人件費が節約でき、アタシは、その時間絵が描けたり、銀座をブラブラしたりできるわけで、それはそれで、価値のある話なのである。 私にとっても、ギャラリーで展示している、作家さんにとってもである。 |
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右側写真の、ニクニク型小壷の値段をいくらにするか思案していたが、1個1200円にすることに決める。 まあ、多少高いと思う人もいるとは思うけど、ギャラリーなので仕方が無い。 前回の作品みたいに、色付けに失敗したということでもないし、全体的な大きさは益々小さく作れるようになってきている。 小さい壷を作るというのは、大きい壷を作るよりずっと難しいのだ。 形の良い猫は、展示すると、来た人が買って行ってしまうし、まだ焼いてない段階から、皆様、目をつけているみたいで、展示するという期間はほとんどない。 作品というのはご縁のものだなと思う。 だから、見つけたときに、手に入れるべきなのだ。 そうして、この壷に入れる、小さい陶器の花も作る予定だったことを思い出す。 |
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