◆◆◆ 1199 ★ コレクターじゅんさんとの話 ◆◆◆

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2008.8.10.更新

最終日、じゅんさんが訪ねて下さった。

そうして、横浜トリエンナーレのポスターを渡される。

画廊に掲示して欲しいのだそうだ。

横長のポスターって、ダサっ。

ホント、貼りづらいんだよね。

ポスターは縦長で作ることに決定。

じゅんさんは、Tシャツも横浜トリエンナーレの品だった。

もう、ドップリという感じ。

昔は、抽象系のコレクターだと豪語していたのに、今ではすっかり、現代系に進まれたのだと思った。

じゅん『この、クシャクシャの作品何?』

オジャラ『ああ、それね、この前、フローレンスのビエンナーレから招待状が届いたんで、よく読もうと思ってプリントしたんだよね。

参加費が2700ユーロ(約54万円)もするもんで、アタマに来て、ぐしゃぐしゃにして捨てたら、オシオッサさんが拾って、自分のサイン入れて展示していったんだよね。』

じゅん『・・・・』

じゅん『オジャラさんさー、もう、藝大受けないの?』

オジャラ『受かっても、取手の駅からバスで40分は通えないよ。画廊もスタートしたしさ。あの時とは、状態が違うのよね。』

じゅん『受ければいいじゃん』

オジャラ『アタシは、自分の作品の真贋を誰かに保障してもらう必要もないしさ、第一、大学の教授推薦ってさ、一体誰に頼めっていうのよ。中林センセイか、それとも、頑張って学長の推薦を取るかとか、どうせ、その中の戦いでしょ。大学院なんて、所詮そういう話よ。』

じゅん『ああ』

オジャラ『受験したことで、そういう裏の事情が解ったのは勉強になったと思ってる。アタシは、学生になるには、年も取りすぎているんだよね。若い人に勉強させたいと思うのがセンセイ方の人情だよ。』

そのあと、グリーンボックスを見せる。

じゅんさんは、『ああ、中はオシオッサさんの作品ね』

というように、彼女の作品については、かなり熟知をしているので笑える。

じゅんさんほど、オシオッサさんの作品を正しく理解している人はいないかもなあ。

それから、彼は、チクワをもらい、寺田さんが包帯でマキマキした椅子に座る。

オジャラ『世界中で、寺田さんの包帯イスに座れるギャラリーは、ここだけよ。うふふ。』

じゅん『寺田さんは、作品をどうやって現金化するんだろうなあ。面白いけどなあ。』

オジャラ『ヨコトリなんかに、推薦してあげてよ。』

オジャラよ、自分の作品を売り込めよ。

というように、自分の作品の売り込みは、全くする気がないのが困る。

別に、作品に自信がないということでもないが、横浜まで行って、毎日出張るという根性も金もない。

岡本太郎賞は、今年は、何で応募するかなあ。

グリーンボックスかなあ。(注:オシオッサさんのです)

というように、ビミョーにアタシも関わってはいるが、人の作品だったりもするしな。

一人1点しか出せないので、まあ仕方がない。

新作も作りたいんだけどね。

アイディアや、材料は揃っているんだけど、外で重箱にカシューを塗る根性がない。

カシューかぁ。

赤を買い足さないと。(絵の具を買う金はある。)

おじゃら画廊

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