◆◆◆ 1196 ★ カレンダーのイラストを作る-2 ◆◆◆

銅板画作田富幸センセイのサイトはこちら/
今、文房堂のアートスクールで小口木版を教えてくださっている長島 充センセイのサイトができました。

2008.8.10.更新

作らなければならない猫の絵は、あと7枚ぐらい。

面白い絵というのは、本当に、カンタンではないのだと思わされる。

セザンヌのテレビ番組を見る。

近代絵画の父。

印象派からの離脱。

自分だけの表現。

印象派時代の画家の研究をしていると、イロイロな事が解る。

例えば、ある程度有名になった画家は、それぞれ、関わりがあったことや、同じ技法の習得からスタートしているところ。

写実に留まる画家と、その先に進んだ画家との岐路があったこと。

しかし、世に名を残しているのは、どの人にも、共通点がある。

それは、『パっと見ただけでも、その人の絵であるという』素人目でも見分けがつくような、顕著なオリジナリティが、絵に現れているというところである。

沢山の洋画家が、この世の中には存在するが、印象派の有名画家ほど、顕著なオリジナリティーを持てた作家は、やはり、多くないのだと思わないわけにはゆかない。

否、オリジナリティーをもてなかった人物は、どんなに沢山絵を残したとしても、名を残すことはできないということである。

それから、ゴアサさんの絵の事を思い出したり、最近の銅版画を眺めたりもする。

版画はなかなか良くならない。

以前より、作品一つ一つに、かなりの時間をかけるようになってきている。

センセイがオランダから帰られて、使う材料が大きく変わったというのにも理由があると思う。

(主たる理由は、アタシが、定時に間に合わず、作業時間が少ないため、日数がかかっているという理由なのだが)

カレンダーは、今年は、千住のお宝というテーマでも作る予定。

数が揃うのかが心配。

千住七福神も、新しいお寺に移動したみたいで、七福神というイベントについても考えさせられる。

今度のお寺は、物凄く遠い場所になってしまい、歩くのは大変じゃないのかなあ。

地図も作らないとなあ。

こちらは、エマ屋さんのイラスト。

古い写真から起こす。

女将さんも、若かりし頃の姿の方がいいに決まっている。

アタシは、目病み地蔵様の絵馬が好き。

そうして、絵馬の図録を眺めながら、普遍と、芸術性、文化とその継承についても、考えたりもする。

絵馬の図録は、ほとんどの絵は、その意味すら理解できない。

当時は、ウケていた、時勢の象徴だったに違いない風刺絵も、今では、解説があったって笑えない。

それぐらい、普遍という言葉は重い。

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara. 

◆◇◆ 図録になり作品は永遠となる ◆◇◆ オススメの図録リンク ◆◇◆