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2008.3.20.更新

花の小品展、29日の土曜日が搬入です。

花の小品を沢山持っている方、是非ご出展下さい。

そうして、小さな花の絵を描いたりもする。

左の絵は、2年程前に作った作品。

あまりにもヘタクソで、別な絵にしてしまったという記憶。

鑑賞に堪えられる作品は、売れちゃうしなあ。

ヘタなのは別な絵にしちゃうし、最近のは売れないし。

まあいいかぁ。

この前、物凄く目の肥えたお客さんがいらっしゃって、最新作を褒めて下さった。

心が勇気付けられた。

そういえば、左の絵はすぐに売れたんだよなあ。

アタシらしいといえば、アタシらしい絵であった。

でもまあ、この絵ばかり増やしても仕方が無い。

イロイロなテクニックを駆使し、自分の作品であるという主張を残しつつ、新しい作品を作らなければならない。

そういう、試行錯誤と、新しい表現への挑戦というのが、展覧会で伝わること。

そういった展覧会を繰り返し進めること。

それが芸術業ということになる。

先日、以前勤めていた会社の社長からメールを頂いた。

ときどき、スポットの仕事を依頼されることがあり、ささやかにお手伝いをさせていただくことがある。

「HPを拝見しましたが、りかさんの絵は、僕には解りません」

とメールに書いてあった。

まあ、そうかもなあ。

ビジネスの企画書を通すワケじゃないんだから、上司に解ってもらう必要がない。

絵画作成か、独自の世界への挑戦かの違いである。

元社長さんは、近々ギャラリーに、アタシにパソコンを教わりに来るはず(無料)なので、そのときに、サラリと作品についての話をしてみようと思う。

彼のマーケティングの筋は超一流である。

私は、尊敬できる上司の元で働けたことに感謝しているのだ。

短時間のアタシのレクチャーで、(絵の表現については理解できないにしても)、コンセプトについてはきっと、理解をして下さると信じている。

左の絵も、出来が悪かったよなあ。

この絵、何処にいったかなあ。

まあいいかぁ。

もう少し、葉の色や背景を明るくして、花びらにも白を加えよう。

そうすれば、多少、遠くからの見栄えが良くなるはずなのだ。

見栄えかぁ。

全体的な完成度というのは、重要だと思う。

自分で、ある程度の完成度まで上げることができるようになってきたという自覚はある。笑。

今までは、描きっぱなしという感じだった。

デザインの仕事なんかをしていると、どの辺りまで作らないと、鑑賞に耐えられないのかというのが客観的に理解できてくる。

左の絵は、ホントウにステキだなと思うけどね。

何年か経って、絵の具がシワシワになったときに、どうなるのかが、まだよく解らない。そういう、未知な部分も作品の一部なのだ。

安易な作品に見えるけど、そんなにカンタンには作れない。

それは、油絵の具を扱っている人ならきっと理解できるはずなのだ。

ポスターの仕事と、くだんの社長のミッションにより、多少の事務労働の仕事が入った。コツコツと小さな仕事を重ねて図録はそのうちに、きっと刷りあがるはずである。

ご報告までに、アタシに無利子・無期限で金を貸してくれるという申し出と、図録費用全額を投資してくれるという人が出現したが、どちらも断った。

作品を販売する、もしくは、自分の能力を現金化し、前に進まなければならない。

そういう覚悟でなくては、良い作品など、作れないのである。

作品が良くなれば、結果は必ず付いてくる。

もし、絵が売れないのであれば、それは、まだ、良い絵ではないということになり、また、新しい一枚を描くだけである。

おじゃら画廊

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