◆◆◆ 1096 ★ 池田満寿夫展 ◆◆◆

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2008.2.10.更新

東京オペラシティーで開かれている、池田満寿夫展へ。

初期版画から、晩年の陶芸作品まで、順に並べてあり興味深かった。

アタシは、初期の銅版画が好きだけど、満寿夫は色彩の画家でもあったから、リトになり、作風がグッと美しくなったと思う。

自由度が増したという表現が正しい。

それに、銅版画ばかり作っていても、似た作風になりがちで、きっと、もっと、違う作品を作りたかったんだと思う。

最近陶芸を始めたということもあって、陶芸作品には、特に心が動かされた。

ということで、池田満寿夫展、是非、行ってみて下さい。いい展覧会でした。

アタシは、版画を作っていると、木版画が一番上手くできるんだろうと内心思いながら、あの単調な作業に耐えられないのだ。

そういう意味では、描画するように作れるリトグラフは、銅版画とはまた違う世界であり、彼のためにはよかったんだと思う。(アタシは、リトにも耐えられないのよ)

特に、大きい作品の制作を短時間でできるという意味でも、その役割は大きい。

シルクスクリーンなんかに比べても、出来上がりがオモシロいもんなあ。

この方は、作りかけです。アタマの穴は、便器型です。右下の小さい棒は、花びら用のピースですが、花は、焼く前に、全て大破しちゃいました。

陶芸用の土は、テラコッタと違い、手で土をこねて、造形を繰り返すと、土によっては、ガビガビにひび割れてきてしまう土もある。

カエル型の皿を作っていて、ああ、こういう、ひび割れが入った皿というのもオモシロいよなと内心思いながら、陶芸のセンセイは、きっと激怒するに違いないという核心。

やっぱ、小さい陶芸釜を買おう。という決意。

陶芸教室は、行きたいんだけど、金が続かないことは必至。

値段の高さが銅版画教室の比ではない。

大きい作品のため、工房をときどき利用しながら、小品は自分で焼くという筋で調整。

がまあ、現実的な線かなあ。

ということで、久しぶりにオークションの窯のコーナーを物色。

28000円で、18 * 20の小さい窯が出ている。

随分と古い品物だが、実は、こういう、シンプルな品の方が壊れない。

今のは、マイコンやタイマーなんかが入っていて、壊れちゃう箇所も多かったり、機械の耐久年月が短期間というのが多い。

中古窯なので、どれだけ焼けるのかは解らないが、アタシの場合、基本的にテラコッタ素焼きに油彩着色と思っているので、せいぜい800度。

もしくは、600度-750度 程度でもいいってことになる。

高温を使わなければ窯への負担は小さいし、火災の心配なども減少する。

茶椀など、本焼きのときだけ、工房の窯で焼いてもらえば良い。

習いに行けば、私の稚拙な創作の問題箇所をセンセイに指摘していただいて、もっと、完成度をアップすることができる。

例えば、乾燥の時間とか、作品の強度については、急いで作らなければならなかった芸大の公開講座時代と比較すると、圧倒的に心を配れるようになってきている。

そうして、こんなに古い機械なのに、初日からアタシに酷使されるに違いないこの老体に、今から同情気味。

何処で焼くのかという最大の問題がある。

アトリエの玄関しかない。

あそこなら、電源も取れるし、この程度の大きさの窯であれば、十分に置ける。キャスターがついているので、外に出して、外で焼くことも可能。

到着してみないとわからないけど、写真だと結構キレイなんだよね。

趣味の人が結構な値段で購入して、ほとんど使わなかったという感じと思う。送料がいくらかかるのか知りたいよなあ。

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