◆◆◆ 1088 ★ 耳鳥斎の別世界巻、内容の紹介 ◆◆◆
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2008.2.10.更新 |
和尚の地獄 これは、生臭坊主に、バチが当たれということのよう。 まあ、どの時代にもいるって話で、この作品の芸術性というのは、こういう、さりげない表現の中に潜む、ユーモアな描写のアイディアと、普遍的なテーマということだと思う。 |
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この絵は、細かいところが、よく見えなかったんだよね。 人に見せたら、『お蕎麦屋さんかしら?』 などという感想。 なるほど、人間を伸ばし、包丁でカット、大根おろし。 おろし蕎麦かぁ。 (注:この絵は、真ん中の鬼の細部がどうしても見えなかったので、アタシが、板の上に乗せて、包丁を書き加えています。実物とは異なると思います。ご了承下さい。) |
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これも、宗教系の風刺図だと思う。 鬼が、人間の手足をカットして、守り札のようなものを作り、鬼に配っているという図のよう。 右側には、くまでを持ち帰る鬼の姿があり、 手前の3人の鬼は、アタマにお札のようなものを貼っている。 |
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馬士の地こく 昔、馬をこきつかった人間が、地獄では、鬼となった馬に、荷物を引かされているという図である。 なるほど。この馬の表情なども面白かったと思う。 そうして、苦業を受けているはずの人間も、どことなくカワイイのが、この地獄絵の優れたところだよな。 それでも、解説者は、笑いながらも、これを見た人は、きっと、地獄を恐れたにちがいない。 そういう、教訓も含んだ、親しみやすい作品集だというようなことを話されていた。 いつか、現物を見る日が来たら、よく見えなかった細部について確認をしたい。 この作品は、PDF版でも、画像を公開しております。 もし、お好きな絵があったら、プリンタで印刷して、身近な場所に貼り付けてみてください。 原画は、おじゃら画廊にて閲覧が可能です。 |
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