◆◆◆ 1075 ★ 展覧会用の書道作品の準備  ◆◆◆

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2008.1.23.

大作を描くには、スペースが必要になる。

当然に外で描くのだが、半紙に描く場合、道路にじかに描くと、紙が切れてしまうので、板などを準備し、なにか、柔らかいものを敷くという工程が必要になる。

どうするかなあ。

ベニヤ板か、プラスチックのダンボールのような板を半紙の大きさに切り、フカフカ毛布を敷いて描こうという予定。

5枚ぐらいは作りたいので、そうすると、5枚の下敷きを準備しなければならない。

(乾燥するまで、動かすことが出来ないから)

板をどうするかというのが課題。

毛布を、板にどうやって固定するのかというのが次の課題。

半紙は、文鎮で固定しろというご指示。

そんなに沢山の文鎮を準備できないという物理的な問題。

であるからして、何らかの対策を取らなければならない。

2センチ幅の綿のリボンを下敷きの板の大きさに合わせて作り、ゴムヒモを使い、敷布を固定しようという案が一つ。

可能であれば、ここに紙も挟んで書いてみようと思う。

もし、紙が動いてしまうようであれば、やはり、文鎮をなんとか準備しなければならない。

当然に、代用品を探すということである。

どうするかなあ。

アタシは、この大きさの書しか作らないので(それは、額縁が高いし、一文字の書に集中すると決めたため)額やマットは、毎回使いまわしたい。

そのためには、下敷きやなにかも、同じ大きさの筋で一回準備してしまえば、あとは毎回それをつかえるという話になる。

であるからして、初回は多少手がかかってもちゃんと準備してしまうことが大切なのだ。

心配なのは、外で描くから、描いた作品が乾く前に風に飛ばされて、グチャグチャになってしまうことである。今日は、よく風が吹いた。

一番いいのは、板のような品物で、紙を四方から挟み、ゼムクリップのようなもので、完全に四方を固定することだと思う。

でもまあ、きっと、描いている途中でズレてきたりするかもなあ。

どうしようかなあ。

皆さん、どうしているんだろうか?

薄くてもいいから、鉄の板かなんかだと磁石で固定できるんだけどね。

鉄の板かぁ。

といいながら、結局、ビールのダンボールなどを広げ、毛布を半分に切断したのを敷き拡げ、そこで書くことになった。

家にある、文鎮になりそうな軽い鉄アレイなども持ち出され、賑やかな創作風景。

最初の作品は、個人的には失敗と思われた。

その後、3種類の紙を二枚ずつ書いて乾燥。

ぼんやりしていたら、黄色いインクをこぼしてしまい、3枚が一部黄色い作品になってしまう。

留守番のコマツさんの一言

『芸術には、偶発的な部分もありますよ』

大きいぜ。

そうなのだ。黄色いシミをクヨクヨしても消えるワケではないのである。

もし、戻れないのであれば、『新しい創作活動である』などと言い張るべきで、失敗したなどというぺきではない。

『ホントね、黄色い部分があるとさ、みんな、「何だろう」と思ってさ、(書よりも)画面に引き込まれるよね。

という話。

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