◆◆◆ 1028 ★ 休暇初日 ◆◆◆

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2007.10.31

休暇だといいながら、別に休んでいるわけではない。

画廊が休廊というだけである。

昨日は、結局、イラストレーター年鑑の編集作業。

概ね一日費やしてしまう。

合間に、エッセイの校正が来る。

それから、来月の表紙についての打ち合わせをし、なんらかの絵の構想を練る。(今回のテーマは、ピンチをヒットに変えるというマーケティングネタ。)

イラストレーター協会のOさんに電話をする。

頂いたメールの内容がよくわからないからである。

関西の人らしく、トウキョウの電話番号で、いきなりキレてしまったらしく、電話に出るなり、こちらの名前も聞かず、「トーキョーのヒトぉ?そっちから電話おりかえしてくれる?」

という応答。

ひえーっ。

そうして、協会のオジャラだと名乗ると、「え゛ーっ。ホントにオジャラさんなの?」

などという爆笑リアクション。最初に聞けよ。

そうして、ソフトバンクのホワイトプラン同士なので通話が無料ということもあり、ぼんやりしていたら44分も話してしまう。

記録かもなあ。(アタシは、電話は用件しか話さない)

通話料が無料って、スゴイよね。うん。

これが、装置産業の醍醐味だって思う。

Oさんとは、イラストのギャラというのは、スズメの涙ほどだとか、オレはウヨクとサヨクを渡り歩いてきて、今、イラストをやっているとか、

支離滅裂な会話。

関西人らしく、ところどころに、ツッコミが入る。

「オジャラさん、5000枚って、少ないと思うよ。(イラストやってる人は)みんなトックに、1万枚なんて超えてるよ。」

とか、

「手の表現が稚拙だ」

「色の塗りがカンタンすぎる。もうひと塗りしろ」

などと、具体的な指示。

(どうやら、ここは、こちらも、ツッコミを入れる場所だったらしいのだが、ビミョーに気にしているところを突かれて、こちらも「うんうん」などと、同意してしまったため気まずい雰囲気に。)

「オレもトウキョウにおったけど、4ヶ月で帰ってきたわ」などという話もして、面白かった。

O「トウキョウの人とは折りあわん」

オジャラ「ああ、トウキョウの人も関西の人がキライだからさ、お互い嫌いなんだから、諦めるか、気にしないかのどっちかよね」

O「そうやな」

というテンポの良さ。笑。

嫌まあ、文化が違うわけで、関西の人だって、トウキョウで活躍している人は沢山いる。

トウキョウの文化に適応できるか否かだけであり、できなければ、ムリしてトウキョウに留まる必要もない。

(作品がホントウによければ)地場には地場で活躍する場があるからである。

と言うと、トウキョウに適応したヒトの例は、「ヒロミみたいなヤツか」と、恨めしそうな具体例。

ま、インドネシア人と話すよりはマシかなあ。

地域の違いというのは奥深い。

外国に暮らすということは、異国の文化を否定せずに前に進むということである。

イイとか、ワルイとかいう価値観や、常識などは一度リセットせねばならない。

リセットできない人は、異国では暮らせないということになる。適応能力というのは、個人差があるけど、文化の差やどんな仕事や生活をしてきたのかという部分にも関わってくる。

心理学的に話すと、自分の価値観以外を受け入れられない人は、細かい人間関係のやりとりで消耗し続ける。

気にしても仕方の無いことを、くよくよと悩み、ムダに生きている人は多い。

別にアナタがいくら悩んだといって、相手が変わるわけではないのである。

であるからして、こちらも、相手の良い部分を引き出すように心がけるとか、「悪気はないんだから、気にするのはよそう」という風に、ポジティブに前に進む訓練を積む事である。

アタシなどは、どんな話でも忘れてしまうワケで、そういう意味では、幸せな人間である。

最近は、イロイロな人が画廊に訪ねてくるということもあり、とくに、話したことを忘れてしまうということが多くなった。まあいいかぁ。

最も気をつけなければならないのは、悪意を持って、人を不愉快にさせようという人物についてだけである。

性格の悪さというのは顔に出る。別に人相で知人を選んでいるということではない。

そうして、話にウソが混じっていたりすると、ホントウについていない人なんだという同情票まで。あまり振り回されないようにしようと、キョリを置くだけの話。

最もついていないのは、人のよさというのは、作品に出るって部分だと思う。作家なのであれば、ヨイ作品を作りたいのであれば、ヨイ活動もしなければならない。

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