◆◆◆ 1022 ★ 画廊留守番 ◆◆◆

2007.10.24

今日は留守番日。

残りあと3枚となったピエロの絵を描こうと思っていたのに、紙を忘れてしまった。あ゛あ゛。

気が狂いそう。

そのうえ、愛用のボールペンも忘れてしまい、手がけている千住の地図も進められない。

20日の日、足立朝日に展覧会の情報を掲載頂いたので、結構な人が訪ねて来て下さる。

それから、作家さんが何人か立ち寄ってくれて、賑やかな一日に。

作家さんは、様子を見にチョクチョク来てくれる。

まあ、売れたかどうかが関心事なのだが、まだ、売れる日は遠い。

見る人も、描く人も、もっと力を上げなければならない。

そういえば、昨日、銀座の画廊を流した話を書き忘れていた。

昨日は、バイトで、緊急の仕事を2時間程し、4時で仕事を切り上げる。

そうして、恵比寿の写真美術館に行こうかとも迷ったが、銀座をブラブラとすることにする。

新富二丁目にあるアラタニウラノという現代系のギャラリーを探す。

はぁ。探したよ。しかも、話題のワタナベゴウさんの展覧会は会期終了。ぐすん。

それから、日本橋方面に流れ、村上画廊、その他6件ほどのギャラリーに足を運ぶ。いつもまとめて訪ねるため、画廊の名前とか、傾向は混濁している。

1週間19万円かぁ。スゴイよなあ。

銀座の画廊は、どこも開いていないということもなく、どうやってお客さんをつけているんだろうと、不思議で仕方ない。

作家さんが常駐していることが多く、あの界隈の展覧会は楽しめる。

そのあと、ギャラリー椿、ポーラのギャラリーなどを冷やかす。

もう少し新橋方面にも行きたかったが、電車が混んでしまうと座れないので、切り上げることにする。

ギャラリーを見て歩くと、値段がついているギャラリーと、一覧にして、壁なんかに貼ってあるギャラリーがある。

そういえば、月曜日に訪ねたBASEギャラリー。

中国か韓国の作家さんだと思うけど、140万円とか、1千万超えの価格に気絶しそうになる。

しかも売れている。

140万円で売れるというのは、一体どういうことなんだろう。

まあいいかぁ。

それほどの絵とも思えなかった。

でも、金があったら、買うかもしれない。

そうなのだ。

収益があるのであれば、別に、いくら高くても、欲しければ買えるのである。

個人的には、外国にお金が出て行ってしまうよりは、国内の作家さんの作品を買ってあげて欲しいと思う。

安値で頑張って作品を作っている作家さんが、銀座には溢れている。

得体も解らない外国人の作家さんよりも、日本でバイトしながら頑張っている、若い作家さんの作品を買ってあげて欲しい。

収集家の役目というのは、ただそれだけなのである。

今日は、ギャラリーに、近くのエステサロンのオーナーさんが訪ねてきて下さった。

40ぐらいにしか見えなかったけど、もう62歳なのだとか。

そうして、インターネットでお客さんが集まってくるのだという。

スゴイねぇ。

あの美しさと若さを見たら、自分も若返ると勘違いする人もいるかもなあ。

彼女は、青森の出身だそうで、「アタシもふるさとが描かれた絵を二枚買いました」

などという話をしてくださる。

ふるさとの絵というのは、都会で働いている人の心の支えになる。

今日は、千住の路地裏の絵を描きにきていた大津センセイと、「千住界隈風景展」を開こうという打ち合わせをしていた矢先で、風景画展を自分が企画することになるとは、信じられない気持ちでイッパイになる。笑。

何だかんだ、アート初心者は、風景画を買うものなのである。

アタシだって、一番初めは、オギスのリト刷りの複製画を二枚も買っている。

その次に買ったのが、作田富幸センセイの銅版画だったということを考えると、物凄い飛躍だったよなぁ。

 

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