◆◆◆ 991 ★ 写真家 安齊重男 ◆◆◆

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2007.9.26

安齊重男の

“私・写・録(パーソナル フォト アーカイブス)”1970−2006

ANZA?: Personal Photo Archives 1970-2006

国立新美術館。

この前、国立に行った時に気になっていた展覧会。結局そのときには入らなかったのだが、今日、新制作展に行き、安齊重男をどうしても見ないわけにはゆかなかった。

日曜美術館でも、この展覧会のことが紹介されていた。隣で開かれていた、フェルメールは見ず、断然こっち。笑。両方見る予算もなかったので。名画はもう結構。というライフワークに。

安齊センセイは、現代アートの作家さんを多く撮影されてこられた写真家で、クリストや、デュシャンのレプリカを作るプロジェクトの作家さん、ローリーアンダーセンや、クサマヤヨイ、フナコシケイさん、奈良ヨシトモさん、ムラカミタカシさんなど、有名作家さんの若かりし頃の写真がゾロゾロ。

中に入ったときに、うっひょーという感じで、堪能、堪能。おおっ、若き日のヤマモトヨーコさんの写真発見。

ああ、この人知ってる。

おおっ、こんな作品がぁぁぁ。

というように、現代作品の写真も大量に見れて有意義だった。現代作品というのは、図録もあまり多くないし、展示設営の風景や、作家さんなどを見るチャンスは皆無である。

安齊センセイ、会場にいらっしゃって、(その日は朝からいらっしゃったらしいです。夕方までいるようなムードでした。)握手していただきました。

センセイは、アナタはどこの人ですか?

と質問してきました。

私は、北千住ですと答えましたが、質問の答えが間違っていたようです。

この場合、何と答えるべきだったんでしょうかね?

日本イラストレーター協会の理事をしていますとでも答えるべきだったのかもしれません。

嫌まあ、どこぞの画壇などに入っていなければならないとか、そんな話なんっすかね?作家なのであれば。

その次に、センセイは、

アナタは作家さんですか?などと尋ねてこられましたので、アタシは、「はい。現代作品も少し作っています。有名になったら、センセイ、是非、私の写真を撮ってくださいね」

と申し上げましたところ、「ははは。いいですよ」

と笑ってらっしゃいました。ついてました。あとは有名になれるような作品を作るだけっすね。汗。

センセイのポートレートは、ホントウに自然で、作家さんと打ち解けて、よく撮れているなと思う作品多かったです。

立体の撮影というのは、実は難しいんですけど、難なく撮られていて、そういったさりげない一枚に唸らせられました。

そうして、もう一回ゆっくりと写真を拝見して、また、新しい有名作家さんを何人も発見して、楽しいひと時でした。

藤ヒロシさんとか、イケダマスオ、シノハラさんなんかもいました。

いやあ、楽しかった。

写真だとわからないと思うけど、

木製の立体の上に、

紙粘土のトルソと、ニャンコが乗っている。

ついでに申し上げると、その日は、朝から東京都美術館で新塊樹社展、

新制作展 (主催:新制作協会)の公募展(チケットをもらったため)のついででした。

国立新美術館は、出し物がハズレないからいいっすね。学芸員さんのレベルの高さが伺われます。

隣で開かれていたフェルメール&オランダ絵画をパスしたのは、我ながら正解だったかと思います。笑。

アタシも、展覧会をはずさなくなってきたよなあ。

新制作展、レベル高かったです。二科よりずっとレベル高いという感想。

新制作展では、去年芸大のテラコッタの講座でお世話になった、北郷教授、奥田先生、増井センセイの作品が並び、ああ、頑張っていらっしゃるなと思わされました。奥田先生の作品、先日拝見した展覧会よりも、ずっとよくなってました。

一目見ただけで解りました。

彫刻で、人物を表現しているのに、作家が誰かが一目でわかるってやっぱ、スゴイことなんだと思います。

奥田先生を見つけて、あとはイモヅル式に見つかりました。笑。

公募展の楽しみ方というのは、そういうものなのかなあ。(知人が増えてくると、行っても楽しめますから)

センセイ、オジャラも、立体の小品作ってます。

まだ、ミロに似た作品ですけど、そのうちに、おおっ、オジャラのだという作品になってくると思います。

今度の作品は、耳を近づけると、音が聞こえますからね、北郷先生、きっと、また、笑って下さると思います。

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