◆◆◆ 964 ★ 台湾へ ◆◆◆

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2007.8.17

台湾に行った話を書きたい気持ちでイッパイだったが、旅行前に入札のあったポスターの仕事が来てしまい、その話を書くことにする。

どんなポスターかといえば、あだち国際まつりとかいうお祭りのポスター。

地球を取り囲んで、世界の子供達が、民族衣装を着て踊っている絵を依頼される。

オジャラよ、ムリするな。

そんな絵が描けるはずがないだろう。

そうだよねえ。うんうん。

第一、子供の絵ってさ、民族衣装ってさ、、、、、。

という難しさ。

が、断るほどの経済的余裕もないので、ありがたく、取り組むことにする。

はぁ。

まず、アトリエに行き、民族衣装の本を探す。

見つからず。

でもまあ、小さい本が一冊出てきて、仕方が無いので、これを参考に絵を作ることにする。

ギャラリーに移動して、民族衣装の絵を眺める。

19世紀の衣装じゃ、どこの国か解らないだろう?

しかも、アジアが手薄の本。

ヨーロッパの本なので仕方が無い。

それにしたって、アタシは服飾に関心が高くて、そういう資料を手持ちしていたけどさあ、持ってない人はどうするんだろう?

イラストレーターって大変なのね。

そうして、依頼ご担当者様は、今使っている絵と同じキャラクターを作って欲しいとかいう要望。

むっ、ムリだよなあ。

アタシが、人と同じ絵を描けるはずがない。

しかし、そういう仕事が世の中にあるというのは知っていた。

イラストの仕事の中で、作家の独創性が必要な仕事というのは半分もない。

あとは、ありきたりで、人のパクリっぽい作品を、元の絵と同じように作れる能力が求められる。

もしくは写真のように描く力である。

絵は順調に描き進む。

そうして、画廊には、パソコンは持ち込まないようにしようという固い決意。

誰も来ないし、冷房はきいているし、絵を描くのにはもってこいの空間である。

ここで仕事などをしては、絵の神様に申し訳が無い。

新しい作品をどんどん作る場になれば、留守番も悪くない。

どうせ、アトリエにいたって、1人で絵を描くだけである。

ときどき、コーヒーを飲みに来た人がいて、まあ、話しながら絵を描くというのも悪くない。

概ね、「仕事をしながら絵を書くというのは邪魔じゃないか?」と聞かれる事が多いが、たいした作品でもないし、もともとがシャベリーなのでどちらでも構わないのである。

それにしても民族衣装の絵って難しいのね。

描き直しは必至。

まあ、現実というのはそういうものである。

そうして、これからやることをリストアップ。

コーヒー豆を頼む。

古物の申請

ウテキベアの登録

グーグルマップのメールを読む

定期支払いの払い先変更

はぁ。人生というのは、雑務だらけ。

10月には、足立の画家・作家展もやりたいし。

レター出したりしないとならないし。

早く作らねば。という時期。

やっぱ、展覧会に、3ヶ月は準備期間欲しいよなあ。

コレクション展は、まだ、ポスターもろくに貼れてないもんなあ。

イラストのバイトが入ると、毎日3時間ぐらいしか作業できないので、出かけることができなくなっちゃうし。

というように、順調といえば順調で、忙しいといえば忙しい。

立体新作の写真なども披露したいが、台湾の写真もまだ取り込んでいない。

アートファンにお勧めするサイト 東京アートビート(Tokyo Art Beat)

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