◆◆◆ 955 ★ ささやかに ◆◆◆
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2007.7.21 |
夕方は、けんたさんと、彼女が訪ねてくださる。 そうして、アートの話炸裂。 ネットと原画というのはホントウに違う世界で、絵の描き方とか、アクリル絵の具派のけんたさんに比べると、あくまでも油彩こだわり派のオジャラとの、深い話になる。 一階にあった大竹伸朗さんみたいな廃材を固めたような作品でも、盛り上がる。 彼の展覧会を見て、7割はゴミだけど、やっぱスゲーみたいな話で、もう、こうなると、ゴミもスゲーって世界に昇華している。 私が、デュシャンや、藤浩司さんの作品の話をして、 「やっぱ、アートっていうのは、作品そのものよりも、いかに記憶に残るのか?」ってことかなあと思うのよ。 と話すと、 そういうことかもねえ。 という会話。 ディープだわあ。 |
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こうなると、酒の肴は、ゴミで作った作品ということになり、ゴミの作品が、いかに重要かということのよう。 別に、オシオッサさんだって、アタシだって、廃材を使って作品をどうしても作らなければならないという事ではない。 でもまあ、ビンボーなので、物理的に、作品になってしまうのは仕方がない。 作りなれれば、ゴミの作品だって作ってて楽しいし、見た人が、美術的価値を感じないということを除けば、十分な造形作品になっていると思う。 もし、アタシだけがそう思っているのであれば、まあ、それは仕方のないことである。 確かにバッチイし、アタシも、カフェのメニュー看板を置く台が足りないから、立体作品全部を合体させて、巨大なオブジェを作って、そこに、看板も取り付けようかとかね、そういう構想まである。 そういえば、ケンタさんは、気を遣ってチョコレートとビスケットを差し入れて下さった。 そんでもって、そのチョコレートはお高いフルーツで有名な高野のチョコレートだった。 おおっ。オシオッサさんのメロンの箱と同じブランドだよっ。 早速彼女にデンワすると、袋などを新作に使いたいので捨てないで欲しいという話。 たははは。 彼女の場合、廃材を使うというコンセプトがあるからなあ。 あれれぇ、目に見えない作品じゃなかったんだっけ?(名探偵江戸川コナン君風に) まあいいかぁ。 とりあえず、タカノのチョコレートキャンディーは、メチャクチャ旨かったっす。 |
S嬢はこの人 |
そのあと、昔、バリ島でモデルをやってくれたS嬢も合流。 もう何年ぶりかなあ。 彼女は、以前小笠原丸という小笠原と東京を行き来する船のアテンダントスタッフをやっていたんだよね。 その後、やっぱり丘の方がいいということになり、今はフツーの会社で働いているのだそう。 みんなで、イロイロな話をして、いると、対面でバーを経営している「みさのママ」が、ご友人を連れて、コーヒーを飲みに来る。 もう4ヶ月ぐらい顔見知りなのだが、店内に入る勇気がなくて、友人と一緒に、コーヒーを飲むのがやっとという文化レベル。 コーヒー店にしておいた甲斐があったよ。笑。 そういえば、この前も、同級生のひで公がたまたま近くを通りかかったのをゲットして、画廊に案内したときも、「今度、コーヒーを飲みに来るよ。その方が気が楽だよ」 などという文化レベル。 はぁ。 画廊業って、やっぱ、北千住ではムリなんだろうねぇ。 |
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そうして、S嬢にまた、モデルをお願いねなどと頼んでいると、みさのママも、「アタシもモデルをやりたい」 などと申し出てくる。 オジャラ「ママ、脱いでもらうからね」 ミサママ「えーっ、オッパイちっちゃいけどぉ」 オジャラ「大きく描くから大丈夫よ。仕上がりは実力以上だし。」 という所で、皆で笑う。 彼女は、毎日通り一番の美人ママなので、アタシも、なんだかホクホクとした気持ちでイッパイになる。(最も現実的) ママは、ガラス窓越しに、馴染みのお客様が通りかかるのを追いかけて、早速お店でカラオケ営業を始める。 うーむ。蟻地獄の奥に潜む虫なみの素早さ。 それから、ケンタさんと、彼女、S嬢3人で、倉庫化しつつあるアトリエも見学する。 バッチくてゴメンね。 少し、絵を捨てないとなあ。 という状態。 作りかけの作品も大量だし。 ま、昔の絵の裏に、新作を描くという新しいプロジェクトが始まったので、当分は、紙代の心配は要らないわぁ。 そうして、ビジンのケンタさんの彼女にも、今度モデルよろしくね。などと頼み、まだ、どなたも描かせてもらっていないが、物すごい得したという気持ちの一日だった。 ビジンの皆さんは、アタシが女ということで気軽に脱いでくれるからね、その点、女流画家というのは得だよなあと思う。 皆さん、来て下さってありがとうございました。 |
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