◆◆◆ 909 ★ 朝10時 ◆◆◆

銅板画作田富幸センセイのサイトはこちら/
今、文房堂のアートスクールで小口木版を教えてくださっている長島 充センセイの応援サイトができました。

2007.5.21

毎朝10時には、コーヒーを買って、画廊の工事状況を見るために一応顔を出すことにしている。

昨日はジクゾーの歯が届いたのでアトリエで看板作りの続き。

円切り用の歯というのを2本購入したのであるが、即日折れてしまう。

又買わなくては。

直線用は全くという程いう事を聞いてくれない。

さすがに円きり用という名がついているだけの歯ではある。

月曜日に、大工さんとドイトに行き、吊り戸棚を買うということになっていた。

ドイトで円きり用の歯をゲットする。

ハンズだと1週間ぐらい待たされるからね。耐えられないぜ。

お茶の時間には、アートや音楽の話になる。

大工さんは、仏像彫りの趣味をスタートした。

アタシに、「売る気で作れ」と言われたらしく、「そういう気持ちで作っています」

などと言い、時々、作品を見せに来てくれる。

桐の箱まで自分で作れてベンリだよなあ。

桐の箱入り仏像。笑。

それでも、もう何体も作っていて、最近では25センチ程の全身像で、ヒラヒラなんかもついているヤツを作ってくるので驚くぜ。

「俺の仏像も、初期から比べると大分上手くなった」などと、ペンキ屋さんに熱く語っているというのに、

「あと500体ぐらい作ってから言ってよ」

などとアタシにチャチャを入れられる。

メチャクチャな会話。

今日は、明日画廊の便器「アラ・ウーノ」の取り付け工事があるという連絡事項を皆様にする。

それが、アタシが什器の中でも最もお高い部類に入るトイレの便器に名前をつけたという話で盛り上がる。

「●●●●●●●」と、「××××××」

という名前に決まったのよね。

銅版でプレートを作ってさ、デュシャンによる。

などと書いておかないとね。爆笑。

今日の話はウケたよなあ。

どんな名前か?

画廊に来て確認してくれる?

トイレの中には、当然にデュシャンへのオマージュ作品が展示されることになるだろう。

そういえば、オシオッサさんも、アタシが「アラ・ウーノ」のカタログをアトリエに置いていたら、サインして飾ってたけどなあ。

あの性格はなんとかならないかなあ。

ちなみに、オシオッサさんのカタログのサインシリーズは、

●版画展の出展表(オジャラは一度落選)

●藝大の応募要項(オジャラは落ち)

●ニセ為替事件のメールをプリントアウトしたもの

●東京イラストレーションズソサエティの公募展申し込み書

あと何かあったかなあ。もう一個ぐらいあったような気がするけどなあ。

しかも、彼女は、アトリエの玄関のアタシの絵の前に展示している。アタシの作品が隠れてるじゃないさっ。汗。

そのカタログはさ、説明しないと作品だとわからないんだけどね。

現代系が好きな人は、シゲシゲと眺めて帰る。(余りいない。)

そういう、カタログにサインをした(作品と称している品が)並んでると、あれはあれでアリだと思う。

それにアラ・ウーノのカタログも混じったってことになる。

確かに、デュシャンには傾倒しているみたいだけどなあ。

まあいいか。

あの作品は売る気があるのかなあ?

つーか、売れるのかなあ?

っていうか、一体いくらなんだよっ。

彼女の作品は、新作を見るたびに呆れ果てる。笑。

現代アートの才能って、きっとそういうものなんだと思う。

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.