◆◆◆ 905 ★ 足立区展 ◆◆◆
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2007.5.10 |
◆ 区展を見に行きませんか!(入場無料) ◆ 洋画、彫刻、図工・美術…平成19年6月12日から6月17日まで 書道(一般・少年)、写真…平成19年6月19日から6月24日まで午前10時〜午後7時(6月17日・24日は午後5時まで) |
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展覧会に出展するのは、今回で4回目になります。 それにしても驚くことが多いっす。 この前のイラストレーター協会の宴会のときにも、画壇系作家さんとお話しましたけどね、画壇会員になるのに、15年ぐらい出展し続けなければならないらしいです。 15年ですからね。 おかしいよ。 作品がよっぽど悪いってことでも、意地悪しているとか、そういう話でもなくてね、画壇の構造的な問題だよねえ。 新しい人をどんどん入れようと思うと、誰が運営ポジションを取るのかという話を決めるのが大変だからね。 こういう筋の会というのは、役員クラスになると、会から報酬がでて、絵が売れなくても、生活がある程度安定してくるんだよね。 世の中にはイロイロな会があるけれども、画壇っていうのは、お茶とかお花なんかよりももっと敷居が高いってことになる。 そんでもって、センセイがその会にいるかいないかとかで、会員になれるのかどうか決まるだとかね。 まあいいか。 アタシが入ることは無い。 |
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その点、イラストレーター協会は、幅が広いよなあ。 成長期の会ってこともあると思うけど、作品を作る力がある程度あれば、会への出展暦など関係なく会に入れるもんなあ。(審査にパスしなければならない) 創作している人も、ホントウに様々なジャンルの人がいて、個性があって、自由な会だと思う。 会が大きくなるにつれて、自由というところから離れてしまう場合も多いけどね。 そういう、自由さというのを失わないで欲しいと思ったりもする。 たいしたこともないような画壇で、入会15年待ちという話を聞き、画壇の根本的な問題を感じないわけにはゆかなかった。 今日、ムラカミさんの「芸術ナントカ論」を立ち読みする。 あの顔をよくも表紙に使うよなあと思いながら、パラパラめくる。 「人の想像力をかきたてる作品にならなければならない」 という言葉には、まあ、当然といえば当然だという感想。 「アーティストというのは、人を楽しませるような芸のある作品を作ることである」 冒頭のこの2つの話には、同意。 アーティストの目指すべき場所は、実は、ここにあるんだよね。それに気づいた人だけが、そういう作品を目指せるということになる。 ムラカミさんは、それを、「発想」だと語る。 理解できない人は、そこまでということになる。 「芸」とは何か。 これが理解できない人に、芸術作品が作るのはおろか、目指すこともできないぜ。 |
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アタシは彼の本を立ち読みしたのは初めてだけれども、俳句を作るということもあり、「俳句は俳」 「芸術には、芸」という、人を楽しませる要素、感動させる要素がなければならないということには、早くから気づいていた。 くだんの本の中身に戻ると、あとは金の話と、それに付随して業界の人々とモメた話。 そういうのをみこして、業界に新風を入れている的な発想やプランドとタイアップした作品作りや発表、法人化についての話などが書かれている。 1600円もしたので、買うのはやめにする。 図書館や、誰かから借りて読もうかという選択肢もあったが、読まないことにする。 経営者というのは、人の助言を聞いて先に進んでいるようでは、成功はできないのである。 自らの信念に基づいて、自分の扱う商品を販売し、利益を上げる。 商売道というのはそういう話で、それが何であるのかは重要ではない。 ムラカミさんは、自分の信ずるところを進み、成功をしてきた。 全く持って、参考になる話であるし、(アタシは現代作品も作るので)理解は、他の人よりもずっと深いところまで及ぶと思う。 でもまあ、金を払って読む本でもない。きっと知人のだれかは持っていて、貸してくれるはずだし。笑。 「アタシは、アタシの信ずる商業理論にもとづいて、この先も、進んでゆく」だけのことである。 商業理論といえば、芸術と離れているとアナタは感じているかもしれないが、そうではない。 もし、芸術作品を作ることが職業なのであれば、自らの作品が大金を稼ぐ商売ということに他ならず、収益をあげることそのものを卑下することは有り得ない。(その辺は、ムラカミさんの本にもくどくど書かれていた。) 魅力的な商品となるために、マーケットの研究をし、高値で売れている作品を見て歩き、作品がよくなるような習作や鍛錬を重ねてゆく。 それが画業ということになり、アタシは、誰かに学ぶ必要はない。 もし、私の作品が世に出ることがなければ、それは、アタシの努力不足か、もしくは才能が無かったというだけの話。 ただそれだけのことなのである。 もし、作品が真の芸術になり得たのであれば、アートのマーケットは、必ずその作家を引き上げてくれる。 そのことは、間違いがないのである。 |
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