◆◆◆ 893 ★ 50号 ◆◆◆
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2007.4.14 |
絵の方は、一気にアタリを描き進み、細かい部分は色を塗りながら調整してゆく。 この、明るい面だけで構成して、画面を塗りつぶす方法は、物凄い短い時間で絵が描けるんだよね。 そんでもって、一回作った面の上に、今度は、もう少し厚く絵の具を重ねてゆく。 全体的な色のバランスを見ながら、不足している色彩を足し、絵を引き締めてゆく。 アタシの絵の割りには暗かったかなあ。 |
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タイトルは「平成おりん」マネへのオマージュ という名前である。 アタシの絵にしては、絵画っぽい。 絵の具って、フツーに使うと、物凄い少ししか使わないんだよね。 なんだか、最近の作品がもったいなく思えてきたよ。 今更、昨日には戻れないけどさ。 50号の全面に、基本的な色を全て乗せて今日の作業は完了。 「平成おりん」 は、マネの「オリンピア」という有名な裸婦からインスパイアされた作品。 (などと書くと、聞えはいいが、パクっただけだわ。おほほほほ。) 嫌、別に、パクりたかったワケじゃないんだけどね、 マネへの畏敬の念を示す作品を一枚ぐらい描きたかった。 というワケでね。 |
この絵が、マネのオリンピアという絵です。 |
横尾忠則さんの番組では、彼がルソーの作品からインスパイアされた、パクリ作品を大量に見たこともあった。 ああ、アレもアリなんだ。みたいなね。 もちろん、自分の絵ではあるんだけどね。 分析をすれば、「有名絵画の知名度に便乗した、話題性のある作品作り」 っつージャンルになる。 芸術活動って、便乗商法だったのね。笑。 それに気づいたアタシは、早速なんか作ろうと思っただけのはなし。 「オリンピア」というのは、少女のような娼婦の絵でね。 そうそう、こういう絵。 アタシも、パクリだから、構図は似てるけど、「平成おりん」だからね、もう少し事情は複雑なのよ。 髪の毛に花をつけるのを忘れたぜ。 |
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思えば、マネというのも、ついていない画家であった。 サロンにこだわらなければ、印象派の画家の中心人物として、今以上に価値が認められていたと思うけど。 いやまあ、どちらでも構わない。 オルセーの看板娘として、「オリンピア」は何千万人もの人に見られているわけで、その絵には、それなりのストーリーがあるということになる。 それにしたって、この時代の人って、モデルを前におきながら作画していた人がほとんどだと思うけどね、随分と長い時間、モデルになってもらったんだろうなあ。 |
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