◆◆◆ 875 ★ とある雑誌社さんとの話 ◆◆◆

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2007.3.29

この写真は、吊り下げた、センタクバサミを撮影。

右奥は、50号カンバス。

下塗りは2回目。

これを塗ると、絵の具が少なくても済む。

シルバーホワイトを塗って下塗りは完成。

ギャラリーカフェがオープンするので、オープンの告知広告を、業界紙に出そうという計画。

昨日メールを送り、金額が折り合ったところで、早速営業担当君がアトリエに来るという。

当然に、契約書でも持参するのかと思えば、FAXで送ってくるらしい。笑。

のんびりした会社だぜ。

ま、イロイロと検討したけど、こちらが、最もマニアックで、しかも、お安いというのが決定の理由である。

ギャラリースケジュールを定期掲載している雑誌には、貸し画廊になれば、無料で載れる予定だし。笑。

営業担当君とは、広告の話などたいしてしたりはしなかった。

概ね、1年契約でお願いをするという決定がなされていたからである。

彼は、壁にかけてあるアタシのコレクションを眺めたり、アトリエに散らばっている乾燥中の絵を眺めたりもする。

ついでなので、表紙のイラストとか、カットなんかも見ていただく。

そんでもって、折角なんで、ホンモノかどうか見てもらえますか?

などと、先般購入の「ニセ疑惑のある作品」を奥から取り出してきた。

彼は、「ホンモノですよ。彼らしい、いい作品ですね。」

ついでに「おいくらでしたか?」

などという話になる。(読者さまには教えてあげないわぁ。)

嫌まあ、アタシだって、ホンモノだろうと思って買ったんだけどさ。笑。

あまりにも安かったので、ちと不安がよぎっただけよ。

「売値だと20万から25万円はすると思います。」などといわれたため、アタシの機嫌はかなりよかった。

早速売りに行き、広告料に充てよう。みたいな世界。(売りません!!)

イイモノを持つって気分いいわぁ。

営業君は、「その値段(アタシが買った値段)なら、今、ここでボクが買いますよ。」などと言い出して、アタシは、

「コレクターだからさ、掘り出し物を見分けられるのよ。」

などという会話。笑。

オジャラよ、たいしたコレクターではないだろう。

たはは。

雑誌の営業担当君は、実は10年ぐらい、ローカルで絵を買い付けて、車で移動しては、ローカルの公民館などで、絵を販売していたのだそうだ。

バブルがはじけて、会社がなくなることになり、今度は、印刷関係の仕事をしていたのだが、今の会社さんが人を募集しているという話をきいて、こちらに入ったのだという話。

なるほどねえ。

版画の真贋見分けられる人が担当してくれないとさ、話が進まないもんね。笑。

それから、最近の版画界のトレンドなどを少し話してくださった。勉強になるぜ。

その次は貸し画廊が不足しているという話になる。

オジャラ「(そんなことないでしょう。どこも大変みたいだし。は省略)それは、値段が安い画廊が少ないって話でしょ?」

営業君「ええまあ、そういうことなんでしょうね。」

オジャラ「アタシは、自分の絵は、ちゃんとした画廊からデビューしたいという希望を持って作ってますからね、貸し画廊ではやりませんけどね。売れている画廊さんって、ホントウにシッカリと売っていて驚きますよね。」

営業君「ホントですね。どの画廊さんからも、いいひとがいない。誰か紹介してくださいなんて、言われますけどね」

オジャラ「それで、紹介するんですか?」

営業君「ええまあ、いい作家さんは沢山いるんですけどね。なかなか折り合いがつかないみたいですけどね」

オジャラ「どっちも欲張るからですよ。」

営業君は苦笑い。

共存か、自力か、どちらかしかない。

たいした絵でもないのに欲張るから、上手くいかないのよね。笑。

嫌まあ、アタシの絵だって、たいしたことがないというのが解っているからさ、まだ、売り込みなんかの活動をしていないだけなのよ。

作品さえ良ければ、誰だって扱いたい。

そういう話でさ。

営業君は、「カフェのオープン、楽しみですね」

などと、愛想笑いを3つ程残して帰っていった。

あとは、広告のデザインなんかは、アタシは、グラフィックデザインも仕事でしているので入稿は問題ない話をして、「ソフトドリンク半額券を、広告につけようかなあと思ったりして」

などというと、

「ああ、いいかもしれませんね」

という話。

まあ、300円のコーヒーなんだから、無料にしたい気持ちもあるんだけどね。

お買い上げの方は無料にしようかなあ。笑。

カフェで絵の販売をするかどうかというのも、まだ決めてないんだよね。

気持ちとしては、売りたくないんだけどね。

お金が必要なんで、売れたらうるだろうなあ。笑。

カフェでは、絵は売れないんだけどさ。

物販を甘く考えてはいけない。

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