◆◆◆ 849 ★ 思いもよらぬ話-4 ◆◆◆

2007.2.2

とりあえず、契約の日が決まり、先方の事情があり、引渡しは3月末頃になる予定だが、契約は2月中で、鍵はそのときにお借りできて、掃除や内装のテコ入れをスタートできるという話に決まる。

ペンキ塗り用のスニーカーとジャケットがまた復活するって話みたい。まだ捨てていないというところがね。笑。

看板をどうするかなあ。

アトリエは、展覧会のときしか看板を出していなかったんだけど、今度は、内照式の大きい看板を取り付けることが出来るんだよね。

内照式はお値段が高いからヤメることにする。

折角の電気設備があるので、それは、スポットライトとして使うことにして、看板は、板に自分で彫り付けて、カシューで盛り上げて作ることにする。

カシューとの出会いって、看板作りのためだったのねぇ。

人生って深いわぁ。

次にすることは、看板を何の木に彫るかという話。

楠かなあ。それとも、栗かなあ。ケヤキという線もある。

ま、その辺りの堅い木材という話。

ピカピカにするのって、皆さんどうやって磨くのかなあ。機械かなあ。油をつかうんだろうか?

画廊業というのは奥深く、最も心配なのは、借りてくれる人がいるのかどうかという話である。

たはは。

そこかい。

でもまあ、毎年展覧会を開きたいという人もいれば、地方の人は、東京で展覧会をするという夢がある。お値段次第ってことかしら。駅から徒歩4分だし、風呂はないけど、自前の所有物だから、泊まってもらっても構わないんだよね。

まあ、その辺をうまく工夫すれば、取れなくはないと思っている。

空いている日は、自分の作品でも並べておくとか、(たぶん面倒だからやらないと思うけど、)

少なくとも、何らかの作品作りなどは出来るという風に考えている。

大量に増えてしまった図録などもこちらに移動して、イラストのバイトは、ギャラリーで作ろうという計画。

そうすると、アトリエは油彩と銅板画、可能性として陶芸釜を入れられれば、陶芸も。

ということになる。

アナタは、アタシが、どのくらいのスピードで作品を作るのか知らないだろうが、猫の置物なんて、オニギリ位のスピードでガンガンと作ってしまうのだ。

はぁ。

陶芸はとりあえず保留。

ギャラリーの修理に金がかかるもんで、とりあえず、金はそっちにつぎ込むことになると思う。

目標額まであと少しだったんだけどな。

バイトも、週に一度か、1ヶ月に2−3回程度という話になり、アタシ的には、安定した収益が減ってしまうってコトだからね。

無駄遣いしないようにしないと。

バイトが減ったので、てぬぐいも毎月染めるとか言いながら、資金不足。

まあいいか。

ギャラリーになれば、自力でてぬぐいも売れるようになるし、そうしたら、他のお店に卸すよりも儲かるし。

とりあえず、区役所のMAPの仕事を終わらせないとな。

実は、近所のブティックの天井画というのも頼まれているんだよね。

天井画だよ。天井画。

「天井画を描く人って、どうやって描いているんですか?」

「もちろん、台に乗って直接描くのよね。まあ、躯体がまだできる前だったら、パーツをどこかで組み立てて、先に絵を描いて組み立てるってこともあるみたいだけどね。普通は、建物が出来ていて、注文があるからね。」

油彩は、垂らし技法というのを使っているし、大きい絵は、乾燥させるのに時間がかかりすぎるので、ムリ。

アクリル画で、2日程度で完成させる予定であれば、可能性はある。

イロイロ考えたけど、天井は、木材の上にクロスを貼ったシンプルな作りなので、クロスの上からクロスを貼れるという壁紙に描画し、ブティックのオーナー(アタシより若い)と二人で貼ろうという話に決まる。

材料は調達済み。

外から中が見えるお店の作りなので、安くても引き受けた。それは、ギャラリーの話が出る前の話で、アタシにしてみれば、大きい絵を描くチャンス。

気持ちとしては、シャッター描きとかもやりたいのよ。

大きい絵を描くと力がつくからね。

どっちにしたって作業は外ってこともあって、壁紙の幅は92センチしかないので、(アタシには細長すぎて)予定の絵を描くことは出来ないと思う。

そんなもんで、2枚をガムテなどでつなげてから、一気に描画という方法が取られる予定。

どこで描くか?場所だよねぇ。

今の所アトリエの路地という線しか考えられないんだよね。

仕方ないぜ。

ギャラリーが使えるようになったら、そこでという筋もないわけではないが、今の調子だと、いつになったら決まるのか未定。笑。3月中の引渡しを目標とする。

なんでも、先方の土地の所有者の相続があって、担保の抹消手続きなんかをしたあとってことになるからなのだそう。

まあいいか。アタシにしてみれば、全く予定の無かった話で、それはもう、人生を根本的に変えてしまうような出来事だからである。

急いでも仕方が無い。

会社の登記にギャラリー経営という項目を追加しないとダメかもなあ。うーん。登記変更に3万円もかかるんだよね。

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.