◆◆◆ 835 ★ オークション下見会の見学 ◆◆◆

2007.1.20

日本で最も評判の高い、シンワアートオークションの下見会が銀座で行われるというので足を運ぶ。

おおっ。これが、オークションの下見というヤツかぁ。

テレビで見たことはあったんだけどね。

実際は、「これから美術品を買いまっせ」という買う気十分の愛好の皆様(お金持ち)が入っては帰ってゆく。

フジタの作品なんかは、1億越え。

アタシの記憶が正しければ最低価格も20万以上ってムード。そのあたりの作品はたいしたのがなくて、見れる作品は60万円からってところだよなあ。(いいなと思うと200-300は普通)

近代アートの展覧会だけど、ゲンダイ系のテイストは皆無。評判悪いんだろうなあ。

ま、買うほう中心に品揃えがされるから仕方ないかぁ。

ゲンダイアートの作家さんたちが成功するのは、海外しかないってことみたい。

オシオッサさん、英語の勉強頑張っといたほうがいいよ。

あいだみつを美術館から、銀座を8丁目方面に流れてゆく。途中、美術世界さんや、日動画廊さん、養精堂画廊さんなんかを流す。

感想を書きたい気持ちでイッパイだが、その辺は、個人差あると思う。変な先入観持たれても困るから、書かないことにする。

自分で行ってみるのが手っ取り早いと思うよ。笑。

どの画廊も頑張っているけど、やっぱ、ゲンダイアートは置いてないんだよね。

その点、baseギャラリーとか、南天子画廊というのは、新しい感覚をどんどんと取り入れていると思う。

もう少し通って、自分の作風には、一体どこが一番いいのかを研究したい。

そういえば、流れているときに、リーウーファンを置いている画廊さんがあったよなあ。

場所はものすごいヨカッタよなあ。

まあいいか。

目標達成まであと5000枚。

別に、急いでも仕方が無い。

画家として生きられるのかどうかは、アタシ自身が見極める。

それぐらいの鑑識眼を持てなくては、画家としてヨイ絵が描けるはずがないでしょう。

画家の仕事というのは、絵を描くということだけでなく、それ以上の、絵とは何かとか、絵を描くとはどういうことなのかという、哲学的な部分も必要だということになる。

そういえば、日本橋のバートックギャラリーに行こうと思ったら、無くなっていてビックリした。

そんでもって、隣にあった古美術店に入る。

おおっ。ここは大セールの模様。

バートックさんは引っ越したんですよ。などと教えてくださり、品のいい店員さんは、「このお店もあと二ヶ月で閉めるんですけどねぇ」などと、話を続ける。

小さい骨董店の中は雑然としていて、特に、壷や茶碗なんかが中心のお店である。

「沢山あった品物は、もうこれしか残っていないんです」などというからには、よっぽどの老舗に違いない。

オジャラ「店主さんは、ご高齢なんですか?」

店員さん「もう80歳を超えてらっしゃって」

アタシは、納得した。価値を理解できない家族に品物を遺すよりは、愛好の人に、大切にしてもらうほうが作品のためなのである。

どっちにしたって、壷っていう筋はアタシには無いんだけどさ。

書棚に、白州正子さんの本があり、一冊もとめることにする。

当世一の目効きなどとテレビで流れる人がどういう品物を持っていたのかに興味があったからである。

なるほどねぇ。

お金持ちなんだねぇ。

アタシだって、同額の予算あれば、あの程度の文は書けるぜ。キッパリ。(→アタシが求めたのは写真付きのカンタンな本で随筆とかは読んでません。)

まあ、予算ない中で、ヨイ品を手に入れるというのがコレクションの王道だからね。

でも、ご予算あるのであれば、あれはあれで、アリでしょう。コレクションとして残っているわけだし、取り上げてもらった作家さんは、有名になれるわけだし。

芸能人が、パリからバック゛を送らせたとかさ、林真理子が、ウエディングドレスをパリで作らせたとかさ、そういう筋の話に近いワケよ。

高いモノの話は誰だって聞きたい。

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