◆◆◆ 811 ★ チラシウォールを作りたい ◆◆◆

2006.12.11

屋外での活動のときに、何かと作品を壁面なんかに掲示したいというニーズがある。

そんなときに活躍するのが、チラシウオールである。

チラシウォールは、バンクアートという展覧会会場で、みかん組みさんという現代アーティストの、チラシハウス

という什器を参考に、オジャラが、独自に作ったアート作品である。

アタシが改善した点は、まず、折りたため、不必要な時には小さく収納できるという点。

もう一点は、什器にしてしまうと邪魔なので、壁にクギなどで固定できて、とりはずしもできる機能を付加。

また、全体を平らに掲示するため、長い鉄パイプを通し、展示しているときには、かなりシッカリとした品になったと思う。

写真の絵が裏側でゴメンね。

ある種のアートみたいよねぇ。笑。

大竹さんの作品には、カンバスの裏ばかりが撮影された作品集というのがある。あれはスゴイと思った。

アタシの場合、無意識だからね。くくくく。

今度から、こっち側を展示面にしようかなぁ。

壁から壁へ移動できるので、昼間は外に展示し、展示時間意外は、家の中に回収するという仕組みになっている。

まず、設計図を描く。

いくつぐらい、どの程度のサイズの品を展示したいのかというのは、作家さんによって違うと思う。

CG派の人は、A4とA3両方同時に展示できるといいかも。

横長バージョンと縦長バージョン、コンビ品など、

どこにどう縫い目を入れるのかというのは、作家さんが自由に決められる。

上下に、パイプの周の長さプラス3センチ程+縫い代1センチ程を取り、サイズを決める。

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実際にビニールを用意するときには、このようにカットします。

下のビニールは、そのまま、上のビニールは、作品の幅に合わせます。

設計するときによく考えれば、左右、違う大きさの作品も展示できます。

左はA4にし、右はA3にする。

左はポストカード、右はポスターなど、自由自在です。

手順は、指定サイズにカットしたビニールを、手縫いで縫い合わせてゆくということだけです。

完成すると、こんな感じになります。

真ん中の縦線には、上のビニールだけ、実は切れ目が入っている。

小さい作品なら、真ん中の切れ目は必要ないと思う。

アタシが作った作品のように、横が5個も入るような大きい作品だと、一枚一枚を縦にカットして、横糸で固定する感じにすると、使いやすい。

そうして、どのように、ビニールを縫い合わせるのかというのが、最大のポイントである。

私は、皮を縫う道具を持っていた。

ここがミソ。

まだ一度も使われたことの無いその道具を持ち出して、試してみることにする。

ビニールには、縫い合わせる場所を油性ペンなどで線を引いてしまう。

あとで消してもいいし、実際問題として、大きいのであまり気にならない。

私は、板に線を引いて、それをアタリにして、穴を開けていった。ビニールは透明なので、ペンで線などは引かないで作れて、完成はキレイだったと思う。

皮に穴をあける道具は、幅が1センチ程度の専用の道具で、皮コーナーで販売されている。

一度に4個の縫い穴ができるので、この穴にそって針を入れることにより、曲がりを防いで、縫い目も同一の長さに揃う。

これと、トンカチを使って、ビニールの縫い線に沿って、糸を通す穴をあけてゆく。

ビニールは、二枚重ねて穴を開けてしまえばよい。

下には、大きなベニヤ板(コンパネ)を準備し、そこには、縦長の真っ直ぐな線を何本も引いておくと、それをアタリにして、ビニールがずれずに、どんどんと穴をあけてゆくことができる。

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