◆◆◆ 800 ★ 祝!800話 ◆◆◆

2006.12.1

しゃぼんだま青い空も、いよいよ800話。

12か月で200話かぁ。

お休みしてた時期も長かったけど、まあまあのペースだと思う。

自分の日記も開けないほど忙しいっつーのがさ。

今年は作品はあまり作れなかったけど、絵そのものは描いてるし、デザインの仕事も頂くようになったし、てぬぐいも完成したし、充実感はあった。

何よりも、バイトをはじめたおかげで、絵を売る必要がなくなったというのが一番めでたい。

いや、モチロン、売りますけどね。買いたいという方がいて、値段が折り合えばね。

でも、絵も良くなってきたし、折角足を運んでくださった方に無理して売り込む必要がなくなって、展覧会も気楽なものになった。

絵というのは、欲しいという人が気に入った作品を買うという行為であり、アタシは、そのことを収集を通して学んでいると思う。

買う側が、この絵を欲しいと思って、サイフの口を開く作品。

そういう作品にならなければならない。

であるからして、そういう作品になるまで、もう少し習作を重ねよう。

という話である。

友達が義理で買ってくれているウチは、画家という話でもなく、一枚二枚に一喜一憂しているようではプロではない。

本音としては、少し売って、絵を描くスペースを確保したい。笑。絵って邪魔だよなあ。

この人、誰なんだろうなあ。

立ち寄った画廊での話。

お店の方と、別な画廊筋の方が歓談されていて、ディープな中に入り込む。

ここには書けないわぁ。

アタシは、国立博物館の仏像展を見た話をし、如来様の11個目のお顔が、歯茎を見せた笑い顔だった話をする。

マツダショウヘイの自画像を思い出した。

そうして、図録を見せて「これは、まるで、現代アートのようだ」と皆で笑う。

絵の話というのは楽しい。

博物館で仏像を見るというのは、いかがなもんだろうと思っていたが、裏まで見れるし、お寺で拝見するよりも至近で見れるので、細かい凹凸とか、飾り部分まで良く見える。

これはこれでアリだよなあ。

そうして、如来様、上野に来てくださってありがとうという気持ちでイッパイになった。

仏様の方は、早く帰りたいという顔をしていたが、まあ仕方が無い。

そうして、全身に入ったひび割れなんかを見て修復する金はないだろうなあと思いながら、それでも、上野で見れて便利だっただなんて思ってしまう。

人間というのは、いつまでも自己都合ばかりである。

初代のてぬぐいちゃんが、やっと到着する。

お顔の表情がカタかったよなあ。

しかも、左上のハトの目を入れ忘れた。

まあいいか。

言わなきゃ解らないしさ。

そうして、サインは、もっと省略されることに決まったので、初代ちゃんの、最初の染めだけは、ハトの目が落ちていて、更にサインは、抽象画用と同じさいんということになる。

てぬぐいにサイン入れる必要があるのかどうか、まだ迷っている。笑。

てぬぐいを袋に詰めてポスター掲示にご協力くださっている商店の方に配って歩く。いつもありがとうございます。

「てぬぐい染めたんです」と言い、赤いてぬぐいを手渡すと、皆さん、一様に驚いた顔。

驚くような話なんだろうか?そうだよなあ。お年始とかに使うべきだったぜ。

初代なので、当然にハートの石を持つ天使になる。

あれっすよね、新規を見つけたよーっと、皆に知らせている瞬間っすね。笑。

石を探したことが無いアナタには解らないだろうが、石を探すという作業は、何もかもから心を開放し、本当に真剣に打ち込める時間になる。よく歩くし。

そうして、全く無駄に思える、「ハートの石を探す」ということそのものが、現代アート的活動とも思えてくる。→無駄な活動???

いいじゃないのよ。誰が何と言おうと、ハートストーン探しは楽しい。

アトリエに来た子供達は、ハートの石をはじめて見て、目をキラキラさせていた。

「本当にハート型をしているね」などと言い、ガーデンに落ちている石を拾い上げている。

一個あげるよ。などと言い、ガキ共を手なづける。

ハートの石を所有すると、自動的に会員になってしまうという恐ろしい会だということは、まだ彼女達は知らないみたいだけど、名簿には追加しておこう。笑。

少し大柄すぎたかもなあ。

もう少し細やかな柄でもいいかなあ。

布は質の良い布を選んで、幅も長さも少し大きいため、お値段もちと高かった。

学校の授業料(2万円)を除いても、要した費用は、43600円。

授業料を上乗せすると63600円(100枚)だもんあな。販売する品の原価ではない。

てぬぐいの相場といえば、高くても1000円、売れ筋は800円、600円とか500円だと、沢山売れるという価格帯。オジャラよ。原価より売値が安いというのは、問題があるぜ。

だいたい、油彩の原価と同額とか、もっと高いというのがさ。笑。

それでも、てぬぐいというのは、本当に身近な品で、暖簾やユカタなんかにもできるのでいいかなと思う。

版画カレンダーの原価はそんなに高くないんだけどさ、送料と筒を入れると、てぬぐいと同じくらいかかっちゃうんだよね。筒150円と、送料380円だからね。その他に、カレンダーの台が180円くらいで、あとは版画の紙代とインク代って所かな。

何よりも、今は、版画を印刷する場所がない。

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