◆◆◆ 793 ★ 冬の個展開催しています-3 ◆◆◆
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2006.11.25 |
あとりえの個展の展示は、概ね終わったのであるが、ビミョーに机の上が散らかったままである。 今日は、オープンのタイミングでパプリカさんが家族で来て下さった。彼女と会うのは5年ぶりで、彼女はその間に2人も子供を産み、しかも、2回も引越しをしていたのに驚いた。 そうして、どこで展覧会を開くのが画家にとって最も良いのかという話や、絵を一体いくらで売るのかとか、例えば画廊がついたとしたって、どの程度入ってくるものなのかという話で盛り上がる。 彼女は、バリで会った時よりもずっとスリムになっていて、ああ、随分と若返ったよなあと思うのだった。 アタシは少し太ったかもなあ。 痩せるというのは、太ることと比較する結構難しいよね。笑。 横尾忠則さんの番組を見る。 今度、世田谷美術館でおおがかりな展覧会が開かれるのだそうだ。 彼は、若い頃はグラフィックデザイナーで大活躍だったが、ある日、ピカソ展を見に行って、そんでもって、運命というか、画家になろうという決意のようなものを感じて、今は美術家と名乗っている。 ピカソは、描きたい絵を描いている。という所に感動して、自分も、注文品ではなく、自分の絵を描かなければと心を揺さぶられたのだという。 |
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美術家というのと、芸術家というのは、随分と違う響きだよなあ。 芸術家かぁ。 いつまで経っても、「芸術とは何か」ということの答えは見つからない。 そうして、例えばもしそれを理解したとしたって、自分の作品が芸術に当るのかどうか、もしくは、芸゛術作品を作れているのかどうかというのは、本人が判断すべきことではないのかもしれないと思うこともある。 アタシは、画家志望と名乗ることにしている。 まだたいした絵を描いたワケでもない。 もう少しマシな絵を描きたいと、横尾さんの番組を見ながら、やっぱり、自分が画家になろうというのは、無謀だったよなあと思えてくる。 グラフィックデザインも、最近やっているけれども、(バイトなので、グラフィックデザイナーではありません。)あくまでも副業ってことで、、、、。 はぁ。 三流のデザインにも、三流なりの存在意義はある。 一流になるまでには、少なくとも、二流まで昇格しなければならない。もう少し、気の効いた作品を作りたいけどなあ。公共ポスターは制限多くてねえ。 商品券のポスターなんか、ワリに好きに作らせてもらったよねぇ。 もう少し、自由度をアップしてヨイものなのかどうかも解らない。(デザインをする前に、去年の見本というのを見せられるからさ、、、。笑。) |
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横尾さんは、銀座のなんとかいう有名であろう画廊でいつも展覧会を開くみたいで、アタシも、今度、是非足を運んでみたい。 何処にあるんだろうなあ。 そういえば、画廊巡りをしているときに、自分の作品を持参し、画廊の人に見てもらうのか?という質問をパプリカさんから頂いたけど、アタシは、そんなこと、一度たりともしたことがない。汗。自分の作品を持ち歩く為にまとめたことすらない。 みんな、そうやって回っているんだろうか? どーよ。 アタシが持っているのは、一万円とか2万円のヘソクリのみ。画廊は買う気で回る。 絵を買おうという気持ちで見なければ、買う人の気持ちは解らない。 良ければ金を出して買ってもイイという勢いは、画廊の人にも伝わるし。笑。 画廊の人は、アタシが、画廊に慣れていることを一瞬で見抜く。向こうもプロである。 絵を描いている人でも、絵を買った事がない人が多いのに驚いたことがある。 まあ、自分でも描けるワケだからさ、買わないよなあ。たはは。 |
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そうして、横尾忠則のポスターと、アタシのポスターは何て違う場所にあるんだろうと思って、本当に打ちのめされる。 真ん中の赤いのはミロのに似ちゃったよなあ。 他の作品は、アタシらしい作品だったと思う。 もうすぐ天使の絵も帰ってくるし。来年は天使のポスターだろうなあ。あの絵は出来がよかったもの。 最近やっと、作品の持つ意味とか、メッセージ性、感情や内面の表現につて理解が進んできたところではあるが、理解したからといって、すぐに作品に現れるということでもないらしい。 そのあと、意味の無い絵とか、描写・写実にこだわった作品作りとか、抽象絵画へなどという話が入ってくるので、気持ちの整理がつかないうちに、混乱が起きている。 どっちなんだよっ。 そうして、あんなに沢山のルソーのパロディというか、ルソー作品の続編的作品とか、何かにインスパイアーされたそういう系のシリーズ作品なんかを見て、誰も訴えたりしないんだろうかと心配になったりもする。 どーよ? それにしたって、絵が上手いよなあ。あんなに沢山の絵を描いているなんて、そのことにも驚かされる。考えさせられることの多い番組だった。 |
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