◆◆◆ 767 ★ 過去問にチャレンジ ◆◆◆

2006.8.24

撮影場所を選んだつもりでも、コンセントが入ってしまう。

はぁ。あと少し右にずらせよっ。みたいな。

試験のときには、辞書の持ち込みなどはできないだろうから、手で書いて、よく使う、だけど書けない字などの練習をしなければならない。

もう一つ、

「ポートフォリオ」という作品集とか、活動の記録を1冊にまとめて提出しなければならない。

何をどうまとめるのかというのが重要になる。

試験は19日なので、あと1ヶ月もない。

一日1枚ポートフォリオを作ってもギリギリだよなあ。

そのほか、今月末までに地図+チラシの仕事が入っている。

イラストを全部描き直すことになってしまい、思案中。

ま、そんなことはよくある話なんだけどさあ。

その外、恒例の雑誌表紙、今月は顧客ロイヤリティーの向上系のタイトルで一枚描かねばならない。

過去問は、一日一問取り組むことにする。

1000文字かぁ。まとまらねぇ。

3時間もあったら、4000文字ぐらいは書けると思うけどなあ。

こちらも、お茶の箱が写真に入ってしまう。

しかも、あの箱の中には大量にこの筋の品が入っている。

どうするんだよっ。

パソコンのレスポンスが悪くなっていて、クリーンアップを見ると、物凄くゴミがたまっていることが解った。

まずそれをゼロにする。

地図の仕事は、サイズが大きいので、細かいゴミがたまりやすい。

そうして、観光マップのタイトルに挿入するイラストは描き直し一発採用。

オジャラよ、描く前に打ち合わせをしろよ。みたいな。

全くおっしゃる通り。

お客様のご要望聞かずして、ご要望に沿った絵が描けるはずも無い。

が、聞けば、多少なりとも、近づいた作品になる。それが、プロというものである。

雑誌表紙のイラストというのは、本当に力がつくものだなあと思う。

ちょっと絵が上手いという程度では、3年も続けられないっていう世界なのかもしれない。

まあ、こちらにしてみれば、よくもこんな下手な絵を使ってくださるぜという感謝の気持ちでイッパイなのである。

アタシのイラストレーターの知人で、アタシ程絵が下手な人はいない。

それでも、雑誌の編集担当の方が、「最近、雑誌の顔という絵になってきましたねぇ」などと言って下さり、心の励みになる。

そうやって、コツコツと積み重ねてきた中には、自信のようなものも生まれてくるのが不思議。

テラコッタの像は、気持ち的には、売りたいけどなあ。

誰か買う人ぉぉぉっ。

というように、目処は経っていない。

真剣に、アタシの作品を売ってくれる画廊を探さないとなあ。

この前会った人は、透明水彩で静物なんかを描く人だったけど、「一つでいいので、どこか画廊がつくと、そこからボチボチ売れてゆくよ」

などと教えてくださる。

彼はサラリーマンで、なんでもとある画家の先生について水彩画を学んだのだそうだ。

なるほど。

画廊がつくというのはね、それはプロだということを意味する。

逆に言えば、世の中の画家志望は、画廊がついていない人ばかりだということになる。

過去問1000文字というのは、まとめるには短い量である。

テーマを見て、本質を凝縮して、自分の創作や活動に対する情熱というのを伝えなければならない。

どんな活動をしてきて、どんな出来事が自分の作品を変えて、これからどうなりたいのか。

まあ、どのテーマでも、そういう話の筋で、センセイ方を納得させれば良いという話である。

どう納得させるのかというのが、新しい表現でもあり、審査というのは、そこを見られるということになる。

審査員やってると、見る側のことが良く解って勉強になるわぁ。

作品というのには、何もかもが凝縮されている。

見る側は、それを見抜く。

アートの世界というのは、そういう、潔い世界なのである。

だから、ポートフォリオ(作品ファイル)だけでも、十分にその審査ができるということになる。

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