◆◆◆ 750 ★ 東京藝術大学公開講座「テラコッタ」に参加する-2日目 ◆◆◆

2006.7.23

昨日、午後1時から4時までの創作は、この段階。

2日目は、ここからスタートということになる。

オッパイは、実はダンゴの中に隠れていたのだが、無理やり露出させることにする。

右手の不自然な感じやら、動きを出す為に、花を持たせようとか、そういう気持ちではいる。

止まっている人物を作品で動かすというのは、実は高度なテクニックを要する。

動いている人を描く方が、よっぽど楽に、瞬間を表現できるということである。

昨日、北郷センセイは、一人ひとりの作品を回り、それぞれにアドヴァイスをしてくださる。

わたしのところに来たときには、おじゃらという名前で応募したため、「何か狙いがあるんですか?」などと聞かれてしまう。

アタシは、「狙うと、なんか、もらえるんですか?」などと、全くトンチンカンな受け答えをし、手元のスケッチを見せて、

「こういうのを作りたいんですっ。」

とセンセイに訴えるのであった。

センセイは、おおっという顔をし、肉付けの方法と、粘土台と、オシリの境目の始末の仕方を丁寧に教えてくださり、アタシの技術は、このたった2つの技法だけで、飛躍的に向上したのである。

さすが、専門的指導と、パンフレットにうたってあっただけのことはある。

センセイは、この絵を見て、「イラストレーター?」などと聞き返すので、アタシの方は、「あ、まあ、ハイ」などと、はっきりとはしない答え。

まあいいか。イラストレーター(自称)であることには間違いがない。(理事なのに、この自信の無さ、、、)

収益的には、WEBデザイナーといえなくもない。

WEBのお仕事はあんまり来ると、絵が描けなくなるので、お断りしているというだけで、アタシがHP作りをお手伝いした人はラッキーだと思う。

それは、持った人だけしにしか体感できない世界であり、驚くべきエンジン効率。笑。

そういえば、この前、会社にヤフーから電話があり、最近検索結果が上がりつつあり、ヤフーでもグーグルでも「英語発音」で上位にきているため何やら売り込もうという内容のようであった。

「失礼ですが、HPは現在どのように作られていますか?」などと聞かれ、「アタシが作っています」と答えると、更に、「自社だけでお作りなんですか?」などと、ビミョーに驚きつつ再確認してきたので、「私がこちらで作っています。近々、もう少し、(自力で)上位にいけると思います。」などとキッパリ答えたため、スゴスゴと電話を切られてしまうのであった。

用件位言えばいいのになあ。

ハート型美女にすべく、頭をハート型に。

陰影は、ロダンのごとく深く作る。

少しゆがみかけたボディは、助手の藤川センセイ(美人)に仕立て直していただき、また創作活動を進める。

モデルさんを見ながら、人体のおかしい場所や比率を少しずつ肉付けしたり、はがしたりを繰り返す。

こちらは横向きバージョン。

こちら側を向いたときに、見ている人と目が合うような、それでいて、毅然とした表情を作りたい。

何分、顔を作ったことがないので、巧くいくかどうかは解らない。

私の作品というようにはまだならないかもしれない。

そういう、自分が作りたい完成像に近づくように作業は進めらるということである。

粘土がまだ柔らかいので、頭・首からボディを貫通するような針金を二本突き刺して、重力と戦う。

ま、一作目にあまり期待してはいけない。

頭が大きすぎるのか、どうしても、お顔が、うつむきがち。

何度も針金を刺しなおして仕立て直す。

センセイが、「重力との戦いだ」と教えてくださったのはこれだったかと、納得。

こんなに大きい作品が我が家に来るのかと思うと、それはそれで気絶しそうになる。

外に置いたら、盗まれるよなあきっと。という出来具合。笑。

結局このあと、随分と手が入れられて、お顔も入れられて、髪の毛は大幅な変更がありながら、立体作品という感じに仕上がってくる。来年は、足立区展に出すぜ。

写真忘れ。皆様この続きはまた来週。

本当の細部を残して、ほぼ完成というところまで来ています。

残りの粘土で、もう何点か作りたいという気持ちでイッパイです。

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