◆◆◆ 722 ★ 額を作る-2 ◆◆◆

2006.6.11

ハンズで端材を買ったり、拾ってきたベニヤ棚などの廃材に、墨で色を塗る。

ペンキで塗っても良かったのだが、墨で塗ると色むらができて、手作り感がアップ。

単純に、ペンキのニオイが嫌だっただけなんだけどね。

そんでもって、四角く組み立てる。

端材を真っ直ぐ切ったりというのも、かなり上手くなって来ていて、多少の隙間はあるが(笑)一応、四角く見える。

抽象画は、ゴールドの市販の額にはあまり合わなくて、どちらかといえば、黒の箱などにキリリと入れたほうが、色が引き立つことも解った。

黒い箱に、イロイロな意見があるかもしれないが、アイボリーや白などの色では、結局額そのものの汚れが目立ち、長期(何百年も)の鑑賞には堪えられない。

ここでは、外側は、汚れても、目立たないというのを優先させる。

この額で、一番困ったのが、ガラスの装着である。

作家さんによっては、(面倒なので、)箱には装着されているんだけど、ガラスは無しというのもよく見かけるのだが、それだと、絵が薄汚れてくるのである。

まあ、そういうモノだと言われれば、そういうものだし、油彩の場合、水洗いできなくもないのだが、極力、汚れないような装置を作っておくと、買った人は、そのまま飾ってくれるのである。

ガラスを入れたいよなあ。

そうして、額縁屋のオヤジから買い取った、ちと傷が入っていたりする水彩画用の額を取り出してみる。

これを使うか。

この額であれば、ガラスを入れる筋があるので、小さい端材とネジを使って、ガラスを止めるというのは、比較的カンタンである。

それを、蝶板で装着し、片方に留め金を作ると、開閉式の額に変身。

多少額縁と、箱のサイズが合ってないけど、まあ、止まれば良い。

気持ち的には、目張りをしたい。笑。

小さいホコリなどもシャットアウトできるからである。

何故開閉式にするのかといえば、絵の内側に防虫剤を入れられるようにするためである。

小さい防虫剤を1個入れて密閉するだけでも、内側からの虫の被害というのは、かなり防げると思う。

廃材なので、ガンガン食べられてしまう可能性は高く、安い板なので、カビなどが生えることもあると思う。

ヘソクリも隠せます。みたいな。

ガラスを、ピンで装着してみる。

やはり、途中で破損しそうなので、小さい板とネジを利用して、固定することに決める。

この、一番上の面を市販の額を使うことで、かなりグッドな見栄えになる。

3000円アップで販売することに決定。笑。

売れなくても、10月の環境フェアに、廃材を利用したアート作品として展示する予定。

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