◆◆◆ 690 ★ 帽子作り ◆◆◆

2006.5.3

手芸店を冷やかしていると、何やら、帽子用の新素材などが発売されていたので驚いた。

麦わら風の材料で、市販品みたいな出来具合。

おおっ。帽子というのは、常々自分で作りたいと思っていたのだが、なかなか、形がまとまらないで、市販品を探すという購買行動を続けていた。

であるからして、今回の新素材については、全く感動的であり、早速、280円の、小さいテキストブックを購入。

目の増やし方、基本的な編み方さえ理解できれば、あとは、好きな材料でテキトーに作ればよい。

さすがに、表紙になっているバッグと帽子は、カワイイぜ。

こんな風には、シロウトは作れないよ。念のため。

本や材料をいくら買ってもダメなのよ。

ちゃんと作る能力もないとね。笑。

麦わら素材はちと高かったということもあり、色も、イマイチ気に入らなかったということもある。

隣に販売されていた、麻ヒモで帽子を編むことを決意し、材料を仕入れる。

最も注目すべきは、芯となる糸を仕込み、それを巻き込む形で、帽子を形成してゆくという手法であった。

おおっ。

だから、帽子がシッカリするし、ツバもヨレっとしないんだ。

このテキストに書いてある、新素材の芯のヒモは、取り寄せだと言われたこともあり、アタシは、自宅の余っている麻糸を使うことにした。(ブルーと、生成りの糸を全部で3本使用。)質感が同じほうが、出来上がったときに一体感があるし、芯の糸の入荷を待てるほど、気が長くも無い。

今思えば、同じ色の、綿ロープかなんかにするべきだったんだよね。

まあいい。編み進んでしまった帽子は、後には戻れない。

そうして、これが、作成途中の手製帽。

もう少しツバを大きくして、ヒカリファイバーのワイヤー(廃材)を入れて完成って事にしようと思う。

帽子のワイヤーって、売ってるのかなぁ。

まあいいや。中に仕込んでしまえば、大差無いはずだし、良いのが見つかったら、仕込みなおすだけである。

それにしても、急いで作り進めたので、穴がボコボコ開いているんだよね。

裏地をつけないと使えないかもなあ。

手を抜いて、返って手がかかってしまうというような、典型的な例である。

でも、面倒になって、きっと、裏もつけないだろう。

この性格をなんとかしたいよね。

ま、今回のは、習作なんで、次から、もう少し気の効いた作品を作れるようになると思う。

オットに言わせると、その時間、バイトしてもらって、その金で新作帽子を買ったほうが安いのだそうだ。

そうかもなぁ。

アナタはどう思う?

何故、アタシは、この帽子を作っているのか?

ここなのよねぇ。

左下の転がっているのは、猫用ボール。

彼は、このボールはあまり気に入っていない。

前の猫もそうだったけど、黄色い細糸で編んだ直径二センチ位の小さいボールが、一番気に入るみたい。

それを、冷蔵庫、洗濯機、テレビ下などに、押し込んでは引っ張り出し、とうとう、奥まで入れてしまうというのを繰り返し、アタシは、テレビ下の隙間にはゼッタイ入らない大きさでボールを作ってみたのだが、これでは、全く遊ばないんだよね。

ふぅ。

思い通りに行かないことは多い。

彼は、昨日、ベランダから隣の家の屋根に飛び移り、こちらに戻れなくて、2時間も泣き叫んでいた。

はあ。

アタシは、救いの手を差し伸べるも、やっぱり怖くて途方に暮れていたが、一時間も粘って、アタシも疲れた為見放すと、自力で戻ってきた。

心配して損したぜ。

そうして、夜行性なので、夜は帰ってこず、毎日朝帰りという「チョイ悪キャット」を通り越し、「不良猫」化してしまった。

誰も、彼の外出を止めることは出来ない状態。

猫の意思というのは強いよね。

アタシも、見習わないと。

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