◆◆◆ 687 ★ 50号 ◆◆◆

2006.4.30

写真で見ると解るのだが、やっぱ、ステッチが弱いんだよね。

もっと、ピリっとした線を引かないと、大きい画面が引き締まらない。

絵というのは、遠くから見るものなので、この筋の大きい絵というのは、特に、遠目の見栄えが重要ってことになる。

色が単調だったからなあ。

大きい作品のステッチを入れていると、自分の描画の力不足を痛感する。

書の書きこみを最近サボっているからなのよ。

書は、描画の力を飛躍的に向上させる。

まあ、秘密の特訓というところ。

尾崎放哉よ待っていろ。(オジャラは、放哉と山頭火の句集を手本に、書写を繰り返しているので)

注文のあった天使の絵も完成する。

今までの作品の中では、良い部類に入ると思うのだが、ペン画のような、伸びやかな線には、油彩では遠く及ば無い。

まあ、仕方ないんだよね。

ペン画の作品には、ペン画の良さがあるけど、油彩の存在感は、群を抜いていて、私は、耐久性も含めて、この画材にこだわっているからである。

ちと絵が普通だったよなあ。

もう少し、フォルムの破壊を進めると、受け取りを拒否されるしなあ。笑。

天使の絵は難しかったなあ。

ありきたりなフォルムのようであるが、ここまでくるには、何度か直さなくてはならなくて、描画の力ももっと安定させたいなあと、力の足りないところがハッキリとしてくる。

この絵は、左上をベージュにしたんだけど、結局黄色に戻すことにする。

行ったり来たりを繰り返すが、なかなか良くならない。笑。

まあ、これはこれで、カワイイと思うんだけどね。

白目が赤いというのはマズイよなあ。

黄緑か、最低でもキイロにしないと。

というように、写真で見ると、冷静に作品の問題点を理解できるので、ネットで創作活動を記録するというのは、間違っていないのだと思う。

薔薇に色をつければヨカッタよなあ。

あ、左上のステッチを忘れているぜ。

はぁ。

というように、ぼんやりしていると、忘れてしまうことは多い。

梅原の画集でも見直して、薔薇の絵をもっと研究しなければ。

やっぱ、花瓶をもっと華やかにした方がいいんだろう。

花も、色が白いので、画面作りが難しい。

そんなもんで、花に色をつけると、結構良く見えるんだけど、それでは意味がない(練習にならない)と思ったりもする。

白い花は、難しいのよ。

花瓶に模様を描き、華やかにしようかとも考えるのだが、絵に空間がなくなり、きっと、また白とか、無地に塗りなおすというのを繰り返すに決まっている。

それにしても、絵の出来不出来というのがあるよなあ。はぁ。

が、買う方は、それとは関係なく、自分で好きなのを選び抜く。まあいいか。

アタシも、よっぽどヒドイのを選ばない限りお譲りしているが、時には、トンでもない品を選んで、「その絵は(出来が悪いので)ダメだ」などと、断られる人もいないわけではない。笑。

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