◆◆◆ 669 ★ 50号 ◆◆◆

2006.4.8

今日は、久しぶりにバイトがオフだったということもあり、朝から、電子本を2冊出版したあと、3時からアトリエへ。

この前から構想を練っていた、タンポポの綿毛の絵の本画製作に入る。

いきなり本画っす。笑。

下絵のようなモノはあるにはあるが、別に見て描くということではない。

綿毛は、50個位描く予定だったのに、7人しか入らなかった。

50号は、アタシには小さかった。(ゴメン、カメラ忘れました)

去年描いた、P30号の裸婦の絵と比較すると、ずっと動きが出てきたと思う。

最初は、黄色でアタリをつけて、あとは、面(白、緑、ブルー)で形を補正しながら、絵に色をつけてゆく。

最初は、白とオイルを多目に混ぜた絵の具でサっと全体を塗り、次に、固めの絵の具で、どんどんと、最初の面に色を置いてゆくという作業。

アトリエで描けるのはサイズ的には50号が目一杯というムードなのだが、200号ぐらいの作品は作ってみたいよなあ。

下絵を見る限り、岡本太郎、入りまくってるよね。笑。

それにしても、どうして、この絵を描こうと思ったのかは謎である。

動きの無い、裸婦のクロッキーなどよりは、きっと、面白い絵になる可能性があるという、かすかなる期待が持てるところが理由だと思われる。

綿毛の白を際立たせる為に、妖精も当然白く塗るので、背景は、夜の色、藍色になるだろうと思う。

そうすると、問題なのは、葉の色である。

かなり明るいエメラルドグリーンなどを使い、全体のコントラストを整えたい。

紺色と、黄緑は、濃度が似ていて、遠目、引き立たないのよ。

今日の製作(色塗り)は、4時間。

全体的に、2度程、基本となる色を重ねられたと思う。

多少乾燥させたいところだが、完全に乾燥したあとよりも、半乾きみたいな方が、私の絵は、イイ感じに仕上がるので、もう少し、作り進みたい。

それにしても、この絵には、上下が無いので、展示担当の皆さんは、どの位置に置くのか、きっと困ると思う。笑。

額は買えないよなあ。まあいいか。

額が審査されるワケでもない。

芸術は爆発の図

区展には、立体の部というのもあるんだけどね。

間に合わないだろうね。きっと。笑。

そうして、やっぱ、アタシは、人物から離れられないんだなあということに気づく。

理由は解らないんだけどね。

それにしても、区展に出す為に、50号を描いている人も珍しいよね。笑。

みんな、もっと、大きい公募団体に出すのが普通だからね。

イロイロなことを考えるのが面倒なのよね。

区展は、最終的に乾燥が間に合わなかったら、去年描いたこの裸婦を出すことになると思う。

花柄の布は、出来れば、バティックかイカット柄に置き換えたいと思いながら、なかなかできないでいる。

そうして、この絵を見るたびに、自分が、布地の模様描きの手を抜いてしまったことを後悔するのである。

早く直せよっ。みたいなね。笑。

それにしても、つまらない絵だったよなあ。

一年前には、人生の大作だった作品も、一年経てば、古臭く、至らない絵だったということが理解できてくる。

展覧会に足を運んで、イロイロと学ぶことが出来たからということなのかもしれない。

裸婦は、これからも描くと思うけどね。

ま、ある種のライフワークみたいなものなんだと思う。

失敗した裸婦は、薔薇になり、気に入らないと抽象画になるという段取り。

そうして、裸婦と薔薇の内なるパワー(画家の怨念)を秘めた抽象画が残るということになる。笑。

気持ち悪いって。

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