◆◆◆ 661 ★ 雑誌の表紙 ◆◆◆

2006.3.24

イベントの最中でありながら、webの更新作業と、雑誌の表紙をバタバタと終わらせる。

それから、アルバイトに行ったりもする。

アルバイトのIT担当君は、「外国で万一のことがあってもいいように、遺書を残してゆこうと思うのです。身の回りのモノはサッパリとしてね」

などと話している。

オジャラ「あのさー、そんなもの、何があっても、書いちゃダメなのよ。何が何でも、いつかは日本に帰ってくる。

そういう強い気持ちがないとね、死神に取り付かれて、さっさと死んじゃうのよ。」

IT君「そっ、そーっすよね。あのエロ本、捨てなかったので、誰かに見られる前に、ナントカして、帰国しないと。みたいな感じですよね。」

オジャラ「ちょっと違うんだけどさ」

IT君「いやー、そーっすよ。恥ずかしくて、死に切れないですから、(惜しいけど)捨てようと思っていたんですよね」

という会話。

心の弱さというのは、自分の気づかない間にも忍び込んでくる。

5月にある俳句イベントのデータなどが到着し、その手直しをする。

グラフィックデザインというのはよく解らないながら、地元での露出を増やしたいということもあり、A4一枚1万円、カットは1点3000円-10000円、地図は、1点5000円前後でお引き受けしようと腹を決める。

値段が解らないと、話が全く進まないということが解ったからである。

よくよく考えると、これで生計を立てようという力があるわけでもない。

良い結果を積み重ねて、新しい仕事を頂いたり、地元での認知を高めたりするほうが、私の絵の為にはよっぽど意義がある。

画家志望だけど、アルバイトで、グラフィックデザインや、イラストレーションを描いている。

というのは、結構カッコイイ。笑。

アルバイトの時給換算と考えれば、私の提示した額は、あまり悪くない金額でもある。

どのお仕事も、そんなに時間はかからないからである。

バイト先のお嬢さんは、英語教材の販売業のお手伝いをしながら、テレビ関係の英訳の仕事とか、通訳、ガイドなどの副業を持っている。

テレビのお仕事は時給5000円以上なのだそう。

じっ、時給5000円?

自分の時給が高いと思っていたアタシがバカだった。

もう一人のアルバイトの女の子は、昔、家庭教師をしていて、一時間4000円の時給だが、お金持ちの兄弟をまとめて見ていたことがあり、そのときには、時給4000円×2名で、8000円も取っていたのだそう。

気絶しそう。

アタシは、自分が結構稼げるほうだと思っていたが、上には上がいるものだと思い、しかも、こんなに狭い空間で、アタシの倍とか、4倍とか稼いでいる人を目の当たりにし、ほとほと自分が小さく思えてきた。

お金というのは、人間のスケールについてくるものなので、アタシも、一時間10000円くらい稼ぎたいと思えば、そうなる日も来るということなのだということは理解できた。

まあ、そんなに稼ぐ必要もないんだけどね。

少なくとも、多少新しい服を着たり、旅行に行ったりぐらいはしたいよなあ。

今は、余りにもボロボロで、会う人がみんな驚くからなあ。笑。

「オジャラさんって、地球環境に優しい活動とかしている人かと思いました。」

などと言われ、

「別に、環境を破壊しているということでもないけど、あーたさ、地球環境に悪いから、シャンプー無しで一生暮らせと言われて、使わないという人生を送れるわけ?できないでしょう。出来ないことを、はじめからしようとしないだけの話よ。ゴミの分別とか、リサイクルなんかには、ちゃんと協力しているけどね。」

みたいな会話。汗。

洗剤かぁ。

自然浄化されていたバリ島の小川なんかも、みんなが洗剤を大量に使って洗濯するから、今は、物凄く汚れてきたという事実。

地球に優しいって、一体何なんだろう?

人間というのは、ほとほと、自分のことばかり考えて生きているんだなと思う。

猫や鳥は、自然分解しないものを、川に投げ込んだりはしない。

人間がいなくなれば、地球にはきっと平和が戻るのである。

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