◆◆◆ 632 ★ 職場体験デー-2 ◆◆◆

2006.1.7

一人の女の子は、HPを持っているという。

詳しく聞くと、「小学校6年のときから作り始め、今では、自分の音声なども流している」

のだそう。

オジャラ「そんで、なんていう名前なの?」

彼女は、サイト名を紙に描いてくれた。

萌えっ娘☆道場

スゴ。

検索エンジン対策バッチリのハマリ タイトルだわぁ。

今12歳でHPをスタート、この子が20歳になるときには、もう、キャリア8年になる。

キャリア8年というのは、アタシと同レベルってことよ。汗。

HP作りを続けて、ホントウにアタシは正しかったと思う。

何故なら、発信し続ける能力というのは、誰にでもあるワケではないということを知ることが出来たからである。

他の生徒さんたちも、さすがに絵は上手い。アタシより上手いかもなあ。

小さい頃から絵が好きな子というのは、授業中にずっと絵を描いていたりして、物凄くキレイな絵を描けるようになる。

そうして、アタシに、絵は絵で1万枚を目標に描いて、更に、パソコンと英語を頑張るようになどとアドヴァイスをされる。

絵が描けて、パソコンができると、仕事が来る可能性があるからである。

萌えちゃんには、「アナタは、もう、HPが作れるから、フラッシュと、3Dソフトで、平面を立体に作る技術を勉強すると、稼げると思うよ」

などというアドヴァイスをする。

的確だぜ。

最近増えてきた、フィギアのお友達たち。

これは、アリスのシリーズ。

立体模型があると、創作意欲は倍増するし、描かなくてもウレシイし、いざ描き始めると、絵に迫力が出るんだよね。

中学時代の夢というのは、いつまでも夢である。

その夢を大人になって実現する人など多くない。

アタシの夢は、アナウンサーになることだったけど、落ちたしなあ。フジにしとけばヨカッタよなあ。

そうして、今では、アナウンサーになどならなくてヨカッタと思うのだった。

人が書いた記事を読むという仕事よりも、自分で作るという作業の方が、ずっと幸せだからである。

少女達は、それぞれに、4コマ マンガを完成させてゆく。

そうして、弁当を食べた後は、ラフの絵を、今度は、もう少し大きい絵に書き直すという作業に入る。

私も、一つマンガを作る。

そうして、4コマなので、一枚ずつの裏に、それぞれの個性をもっと伸ばせるようなメッセージを書いてお土産に持ち帰ってもらう。

あんなに大きな絵を持たされた子供たちも、迷惑だったに違いない。

オジャラ「画家だからね、小さい絵って、あんまり描かないんだよね。」

という理由。笑。

センセイが途中で様子を見にきてくださる。

そうして、アタシが描いたマンガには、センセイも登場しているのだけど、その顔を見て、「もう少しカッコよく描けなかったんですか?」などと、苦情を述べる。

全員爆笑。

結構似てたと思うんだけどね。

「終わらないと帰れないよ」などというアタシの脅しに耐え、彼女たちは、ある程度の形に作品を仕上げて時間が来たので、発表会をする。

動きもあるし、絵も丁寧で、良く描けていた。

個性という面は、これからの課題。それでも、描いていれば、きっと出てくる人もいると思う。

その辺も、一応、気をつけて作るようにとか、絵がありがちな人には、個性的なキャラというのを研究するようになどという話をする。

オタク系は、パロディーばかり作って、内輪ウケに走る傾向があるので、独自の筋も作るようにとかね。

そうして、そうやって説明しながら、自分の足りないところもよく理解できてくる。

どんなささやかな出来事であっても、人が関わって何かを一緒にするという作業には学ぶべきところがあるものだと思わされた。

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