◆◆◆ 631 ★ 職場体験デー ◆◆◆

2006.1.7

区内の中学校の生徒さんが、将来なりたい職業を体験するという教育カリキュラムがある。

そんでもって、将来、漫画家とか、イラストレーターを希望している人が、アトリエに体験学習に来ることになった。

彼女たちは、合計4人。

そうして、ジャージ姿で、コートも着ないで、凍えそうになりながら、道に迷ってしまう。

はぁ。

センセイ、コートぐらい、着てきてもらってよ。

体育の体験デーじゃないんだからさぁ。

ご担当のセンセイは、日本イラストレーター協会に電話をかけ、区内のイラストレーターを探された。タイミング的に、アタシが、日本イラストレーター協会のSEO対策に、協会本部まで行った日の3日後ぐらいで、会長さんは、文句無く、アタシを推薦したのであった。笑。

生徒さんには、それぞれ、描いた絵を持ってきて頂き、まず、それを拝見する。

それから、私の作品を何枚か見ていただく。

その後、質疑応答などがある。

「あとりえでは、いつも一人で絵を描いているんですか?」

とか、

「イラストレーターになるには、何か資格が必要ですか?」

とか、

「どうして、画家になろうとおもったのですか?」

とか、

「何を大切に作品を作っていますか?」

「一番気に入っている作品はどれですか?」

などという、全うな質問であり、よく、練り上げてきたと思う。

そうして、そういったやりとりは、たったの30分で全てが完了してしまうのだった。

センセイから頼まれていたということもあり、折角なので、記念に、何かを作ろうという話になる。

現在10時半で、2時までの間に、完成させなければならない。

私は、

●木の板に、絵を描く

●銅版画(ドライポイント)

●4コママンガを作る

●みんなで大きな絵を描く

などの案を提案し、 皆さんに選んでもらうことにした。

そうすると、マンガ家希望の人が、「キッパリと、マンガを描きます」

などと答えるのであった。

一番大変だろう。

オジャラは、最近、また、切り絵に凝っていて、テキストっぽい品を購入し、雪模様などを作りためている。

これは、地口あんどんの紙に貼り付けたり、てぬぐいのデザインに貼り付けたりしようという計画。楽しみ。

ぼんやりしていると、大量に作ってしまっている。

最初は、テキストを見ながら作るんだけど、同じようには作れないんだよね。

性格的な問題だと思う。

まあいい。やりたいことをやるというのが、一番力がつく。

そんでもって、4コママンガをどうやって筋立てするのかなどを、チョロリとディスカッションし、メモ用紙を渡す。

小さい紙に、ラフな案を描くという作業である。

オジャラ「マンガを描くには、まず、何をするかわかる?」

・・・・・。

オジャラ「筋を考えるという作業からはじめるのよね。一番大切なことは?」

??????

オジャラ「笑いを取る。まあ、これが、一番大事な話よね。マンガだからね。でも、初心者だから、あまり大きな笑いは期待してないから、とりあえず、地味な笑いでもいいんで、とりあえず練ってみてくれる?」

というように、私の一方的な説明により、彼女たちは、早くも、四コママンガを選択したのが、間違いだったことに気づきはじめていた。

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