◆◆◆ 630 ★ 銅版画教室 ◆◆◆

2006.1.7

早いもので、2月の銅版画教室が始まってしまう。

今年は、我が教室にしては珍しく、先生が、何か共同制作をしようなどと言い出す。

今まで、そんなことがあっただろうか?

そうして、一人ひとりが、同じ銅版に線を刻み、それぞれが刷る。

タイトルをどうしようかという話になる。

ほとんどが、女性で構成されるお教室は、くだらない話でいつも盛り上がっている。

何がきっかけか解らないが、この日は、インチキという話で盛り上がっていた。

それが、版画のタイトルの話題とかぶる。

「そういわれると、この版画も、インチキ臭いっすよね。」アタシが言い、

確か、I女史が、「インチキ、タイトルにいいねぇ」などと言出す。

彼女の言葉はゼッタイである。

そうして、インチキというタイトルに皆納得し、一時間程が経過する。

「このような、集合作品を、英語で何と呼ぶんっすかね?」とアタシが尋ねると、誰かが、確か、W嬢が、「コラボレーションですよ」

などと言う。

おおっ。コラボレーション。カッチョいい。

全員が、この、「コラボレーション」という響きにウットリとする。

ということで、記念すべき、版画の集合作品のタイトルは、「インチキコラボレーション」という名前に決まってしまう。マジっすか?

そうして、版の中を見ると、テーマも無いままに描きはじめられた作品は、誰一人として同じようなモノがなく、協調性の無さだけが際立ってしまう。

まあいい。

センセイも、「作品には個性が大切だ」と教えてくださった。

個性というのは、だんだんと引き出されてゆくもので、どの生徒さんも、好きな作品を作り、新しいことにチャレンジする、自由な空気がある。

自由な空気というのは、どこにでもあるワケではない。

その結果、コラボレーション作品が、インチキと名づけられたとしても、そのタイトルを見ると、全員が、明るくなれる。

良いタイトルだった。

作品を見ただけでは笑えないということを除けば、「笑いが取れる作品作り」という、私の基本理念にマッチしている。

自分の思い出だけじゃなく、みんなのことも思い出せる。こういう作品というのもいいなあと感じた。

近々、地元のイベントというのが2つあって、アタシは、イロイロと準備をしなくてはならない。

名刺を作るとかね、個展のご案内のチラシをつくるとかさ、そういう準備をである。

概ね、ツールの元となる品はあるので、あとは印刷するだけなのだが、印刷がね、最近あまりよろしくないんだよね。

プリンタヘッドを買わないとなあ。

そうして、3月にもイベントがあるので、3月のイベント告知もできるようなチラシを作ろうと思う。

自分でデザインできると、楽でいいぜ。

安いし。

まずは名刺だよなあ。

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