◆◆◆ 625 ★ カレンダーを作る ◆◆◆

2006.1.6

カレンダーといえば、カレンダーである。

どんなカレンダーかといえば、アトリエの営業日を公開するカレンダー。

バイトが週に2-3回入るし、自宅でもイロイロなイベントや展覧会に参加すると、あとりえは、どうしても不在になってしまう。

かといって、展覧会に行かないということもできない。

アトリエに来たいという方も何人かいて、いつがいいのかというのの調整に時間がかかるというという理由もある。

これであれば、

「休みじゃない日(カエルマーク以外)に、来てねん。」

ということになるもの。

それにしても、お休みばかりだよね。笑。

お休みマークの日であっても、絵は描いているということもあるんだけど。今は、自宅でも描いていて、どちらで描いているかというのが未定。

ですから、アポなしで来ないでね。

アナタだったらどーよ、知らない人に、突然来られて、家の中に入ってくれと言われても、普通は入れないでしょう。

それが、常識ってもんだと思う。

しゃぼんだま青い空の更新は、随分と、間を空けてしまう。

こんなに休んだのは初めてかもなあ。

アルバイトは順調。

一時始まりなので、12時出発。

私のご担当は、イケメンIT担当と、セレブ二世。

二人に挟まれて仕事をするわけで、それはそれで、ハッピー。

派遣女子社員が30人もいる大奥などに行かなくて正解だった。

そうして、当初の予定のほかに、図書コードの管理とか、商標登録の話など、私の経験がイロイロと活かせる職場であり、居心地はヨイ。

仕事が苦ということもなく、ショッピングカートの設定とか、商品のブツ取り、データ加工など、今後自分の仕事にも反映できそうな内容も大量。

何よりも、企業サイトの構築経験があると、他の仕事も取れるんだよね。

新しいことを勉強できる時間というのは、いつも素晴らしいと感じる。

土曜日には、展覧会に行く。

この日は、神谷町、六本木方面を攻略。

前から行きたかった、泉屋博古館分館へ。

そうすると、至近の大倉集古館とタイアップで、能の展覧会を見れるというイベント中。

アートウォークと呼ばれるイベントである。

アタシが、頂いたチケットを提示すると、大倉のチケットも下さった。ホクホク。

そうして、ずいぶん小さな展覧会なのに、1600円も払ったのであれば、きっと逆上していたに違いないと思うのだった。

それでも、能の衣装というのには心が惹かれ、いつまでも、その色彩や文様の前で動くことが出来ない。

あんな色を組み合わせて絵を描いたことなど無い。

そうして、17世紀とか、16世紀の人たちのデザインセンスを、自分は越えることができないのだと悟る。

せいぜい、パクリ類似品を、自分が作りましたという顔をして、カンバスの上に描くのが精一杯。

どんな人であっても、その程度だと思う。

そのあと、東京都写真美術館へ。

2階の岡本太郎の写真展がお目当てであった。

が、3階で植田正治 「写真の作法」展というのが同時開催されていたので、こちらのチケットを500円で追加購入し、いっしょに回ることにする。

おおっ。すげー混み具合。

アタシは、写真の展覧会というのも、主にこの美術館でいくつも見ているけど、こんなに混んでいたことはない。

ということは、有名な人なんだぁ。みたいな。

知らないのかよっ。はい。

岡本太郎の写真と比較すると、やっぱ、写真で生きていたという作品群で、完成度は全く違う。

モチーフの面白さ、構図、瞬間表現といった、お約束の芸術表現はクリアしている。

モノクロなので、色は入ってないけどね。

見る人には、解るということに他ならない。

それは、展覧会を企画し、展示品を選んでいる人も、作者以上に、芸術とは何かが理解できているということに他ならない。

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